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洛山寺への道3

Posted September. 24, 2022 08:57,   

Updated September. 24, 2022 08:58

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秋の空が高くなると、突然世界が広がったように感じられる。錯視でもいい。目の前の空間が広がると、私たちの考えはそれだけもっと成長したくなる。思索にいい季節が私たちを煽っている。一人で、誰にも知られずに、他人を気にせずに、自分に集中せよと。たった5分でも静かに座って心を覗きたい。私はどこにいて、どこに行くのか。このような質問をしながら座っていると、揺らいでいた心の湖が穏やかになるようだ。それから私たちの心は、秋の空を見習って、より清明になり高くなるだろう。

今日は私たちの秋の思索を助ける詩を紹介する。詩人劉庚煥(ユ・ギョンファン)は、数編の「洛山寺(ナクサンサ)への道」を書いた。それを集めて詩集『洛山寺へ行く道』を出した。同じタイトルの連作詩だ。その中でも3番目の作品が多くの人々に愛された。この作品は、鄭芝溶(チョン・ジヨン)文学賞受賞作でもある。詩人は、詩人朴斗鎮(パク・ドゥジン)の推薦で登壇したが、朴斗鎮は、鄭芝溶の推薦で登壇した。だから劉庚煥がこの詩で賞を受賞した時には、詩人、師匠、そして師匠の師匠がいたわけだ。

詩は簡潔に見えるが、いい加減に書かれたということではない。「あの釘に込められた静けさ、山ひとつに込められた重さ」のように、単語一つ一つ慎重に選ばれた。端正で洗練された詩は多くのことを考えさせる。この作品は本当に重要なことは見えないこと、心だと言っている。この言葉を実のように抱いて熟させることができるか。今秋がそのような秋になればいい。