北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘と推定される少女が北朝鮮政権樹立記念行事の舞台に立ったと、中国専門家が主張した。
中国の北朝鮮専門旅行会社「In DPRK」が管理する対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで、ハンドルネーム「Samhero」という分析家が、8日に行われた北朝鮮政権樹立74年の祝賀行事で、金正恩氏の3人の子どものうち2番目のキム・ジュエさん(9・写真)と推定される少女が舞台に上がったと指摘した。朝鮮中央テレビの映像の分析から、この少女の扱いが他の子どもとは違うというのがその根拠だ。
まず、李雪主(リ・ソルジュ)夫人がこの少女に特に関心を示したことが注目された。映像を見ると、他の少女たちが正恩氏を囲んでいる時、李夫人が少女に近づき、背中に手を当て、何か話しかける場面もあった。また、朝鮮中央テレビカメラが頻繁にクローズアップするなど、この少女を際立たせて撮影した。このほかにもこの少女は舞台に立った多くの子どもたちの中で唯一髪を束ねずショートボブで、一人だけ白い靴下を履いていた。
しかし、3人の子どもがいるということも公式には確認されておらず、セキュリティに神経を使っている状況で、金正恩氏が自分の娘をこのように簡単に外部に公開しないだろうという反論もある。
金祺容 kky@donga.com