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前在韓米軍司令官「中国の台湾侵攻時は在韓米軍の投入可能」

前在韓米軍司令官「中国の台湾侵攻時は在韓米軍の投入可能」

Posted September. 28, 2022 08:55,   

Updated September. 28, 2022 08:55

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ロバート・エイブラムス前在韓米軍司令官(写真)が中国の台湾侵攻時の在韓米軍投入の可能性に言及し、韓国軍当局がこれに反論するなど火消しに乗り出した。

26日(現地時間)、自由アジア放送(RFA)によると、エイブラムス氏は「中国が台湾を侵攻する場合、在韓米軍が投入される可能性があるか」という質問に「可能だ」と答えた。一方、「中国の台湾侵攻時にどのような兵力を活用するかを決めるのは米国」とし、「在韓米軍の兵力の一部が台湾事態に投入されても、韓米同盟は対北朝鮮抑止力を維持できるいくつかのオプションがある」と述べた。エイブラムス氏は、対北朝鮮抑止オプションについては、「詳細を紹介することは適切でない」とし、言及を避けた。エイブラムス氏は昨年7月、ポール・ラカメラ氏に指揮権のバトンを渡した。

また、対北朝鮮軍事専門家のブルース・ベネット米ランド研究所上級研究員は、「日本(沖縄県)の嘉手納基地、韓国の烏山(オサン)基地の米空軍が本土のどの空軍よりも台湾に近い」とし、「中国の台湾侵攻時、烏山や群山の米空軍が台湾で展開できる」と述べたと、RFAは伝えた。

韓国軍は、在韓米軍の最優先任務は対北朝鮮抑止という点を強調した。文弘植(ムン・ホンシク)国防部副報道官(陸軍大佐)は27日、定例会見で、取材陣の関連質疑に、「民間人の身分の前在韓米軍司令官の発言に(国防部が)立場を出すことは適切でない」としながらも、「ラカメラ在韓米軍司令官は在韓米軍が北朝鮮の侵略を抑え、対応する任務の遂行に最優先を置いていると明らかにした」と述べた。また、「在韓米軍の戦力運用に対しては韓米が緊密な協力体制を整えており、在韓米軍と韓国軍は堅固な連合防衛態勢を維持している」と伝えた。


尹相虎 ysh1005@donga.com