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与党非常対策委員長に瑕疵なし、裁判所が李俊錫氏の仮処分申立てを棄却

与党非常対策委員長に瑕疵なし、裁判所が李俊錫氏の仮処分申立てを棄却

Posted October. 07, 2022 08:36,   

Updated October. 07, 2022 08:36

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裁判所が6日、与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)元代表が非常対策委員会(非対委)の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)委員長の職務停止を求めて起こした仮処分命令の申立てを全て棄却した。8月の裁判所の「朱豪英(チュ・ホヨン)非対委員長」の職務停止決定で政権与党が混乱に陥って41日が経った。党指導部をめぐる「仮処分リスク」を解消した同党は、来年2月前後に全党大会を開き、新たに党代表を選出する予定だ。

ソウル南部地裁民事合意51部(黄正洙首席部長判事)は同日、「国民の力の改正党憲による非対委員長の発足に実体的、手続き的な瑕疵はない」とし、李氏が鄭氏と非対委員6人の職務の停止を求めて起こした4、5回目の仮処分命令の申立てを棄却した。また裁判所は、李氏が「国民の力」の党憲改正の効力停止を求めて起こした3回目の仮処分申立ては却下した。8月の1回目の仮処分申立てとは違って、事実上の「国民の力」の完勝で終わった。

李氏は、非対委の構成に問題があるとし、5回にわたって仮処分命令を申立てた。しかし、裁判所は、与党の党憲改正の効力を認め、李氏の職位が党憲改正で喪失されたわけではないと判断した。

与党は、裁判所の決定を歓迎した。鄭氏は、「賢明な判断に感謝する」とし、「政権与党が安定的な指導体制を確立し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府を支えることができるよう万全を期す」と述べた。

一方、裁判所の決定で、党代表職の復帰が事実上難しくなった李氏は、「使命感を持って群れを成す権力に対抗してきた。これから孤独に我が道を行く」とフェイスブックに書いた。与党では、「今後、李氏の行く道はさらに険しくなるだろう」という見方が多い。与党の倫理委員会は同日、全体会議を開き、李氏の追加懲戒について議論した。


姜炅石 coolup@donga.com