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オリンピック公園を盛り上げた「スローライフスローライブ2022」、アン・マリーの「2002」には「雨の中の合唱」

オリンピック公園を盛り上げた「スローライフスローライブ2022」、アン・マリーの「2002」には「雨の中の合唱」

Posted October. 11, 2022 08:39,   

Updated October. 11, 2022 08:39

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「3年ぶりにまた来ました。韓国のファンにとても会いたかったのです」

9日午後、ソウル松坡区(ソンパグ)のオリンピック公園の88芝生広場で開かれたフェスティバル「スローライフスローライブ2022」。膝までの白いTシャツに黒いズボン、黒いニット帽を着用したアン・マリーが「チャオ・アディオス」の前奏に合わせて最後の出演者として舞台に上がると、1万人余りの観客は待っていたかのように歓声を上げた。「韓国のファンが私をリフレッシュさせた」と言って、情熱的な舞台を続けたアン・マリーは、この日午後8時20分から1時間40分間、韓国国内音源ストリーミングチャート1位曲の「2002」をはじめ、「FRIENDS」等、代表曲20曲を熱唱した。

8日から3日間開かれた今回のフェスティバルには、アン・マリーやレイニーなど海外有名ポップ歌手をはじめ、国内音源チャート上位圏を占めたトンズ・アンド・アイ、フェザーエリアス、韓国歌手のイ・ハイなど15人が舞台を盛り上げた。防弾少年団との協業曲「Who」で有名な米国のポップ歌手ラウブは10日、最後の舞台を飾った。

急激に肌寒くなった天気も、フェスティバルの熱気を抑えることはできなかった。アン・マリーが舞台に上がった9日は、15度前後の肌寒い天気で一日中雨が降ったが、観客たちはレインコートを着てフェスティバルを楽しんだ。傘を差しては入場できない中央客席も、観客でいっぱいだった。手にビールやワインを持って踊る人たち、床に横になって雨水を全身で浴びる人も目についた。

「合唱」も欠かせなかった。特にアン・マリーが代表曲「2002」を歌った時、合唱はピークに達した。アン・マリーもやはり最後の曲「FRIENDS」を歌う前に、観客に「今回の曲は皆さんの声が必要な最後の瞬間だ」として雰囲気を盛り上げた。雨に降られながら公演を楽しんでいたパク・ガヒョンさん(32、女)は、「合唱するために一週間前からアン・マリーの歌だけを聞いていた。雨に降られたが、飛び跳ねて歌うと寒さも消えた」と話した。

今回の公演の出演のために、韓国を初めて訪問したオーストラリアのシンガーソングライター、トンズ・アンド・アイの舞台も大きな反響を呼んだ。トンズ・アンド・アイは、2019年にリリースした2枚目のシングル「ダンスモンキー」で、約30カ国の音源チャートで1位となった実力派新人。この日ピンク色の上下衣を着て登場した彼は、自分の小さな動作一つにも熱狂的に歓声を上げる客席に向かって、「私が今まで出会った世界中の観客の中で、韓国の観客が一番素敵だ。今度またぜひ来たい」と感激した。


金哉希 jetti@donga.com