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米防衛産業展示会で注目された「K防産」

米防衛産業展示会で注目された「K防産」

Posted October. 12, 2022 08:31,   

Updated October. 12, 2022 08:31

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10日(現地時間)午後、米国の首都ワシントンのウォルターE.ワシントンコンベンションセンターで開催された米陸軍展示会(AUSA2022)。自走砲「K9」と弾薬運搬装甲車「K10」が展示されたハンファディフェンス展示館には、多くの外国軍関係者が足を止めた。 

展示館を訪れたドイツの将校は、弾薬運搬装甲車「K10」に関心を示し、ハンファディフェンス関係者に「どのくらい自動化されているのか」と尋ねた。同関係者が、「自走砲K9と連結すれば自動的に弾薬を再装填できる」と言うと、「人の力が全く必要ないということか」と驚いたように問い返した。そして、「装甲車の運用には何人必要か」、「価格はいくらか」と質問し、感嘆した。匿名を求めるある将校は、「ポーランドが自走砲K9を導入することを知っているか」と聞くと、「よく知っている。他国の同じような武器システムに比べて3分の1程度の費用で優れた性能を備えているので驚いた」とし、「私がポーランド軍だったとしてもK9の導入を考慮しただろう」と話した。ポーランドは7月、自走砲K9約640門や戦車K2を1千台、軽攻撃機FA50を48機導入する基本契約を締結した。

AUSAは、米陸軍協会が主催する世界最大規模の陸軍防衛産業展示会。今年は韓国をはじめ、米国、ドイツ、英国などから約700の軍需企業が参加した。米陸軍協会は、各国の軍関係者約3万3千人が展示会を訪れると予想した。韓国では、ハンファディフェンスやプンサン、イオシステムをはじめ、19の軍需企業と陸軍本部、防衛事業庁、国防科学研究所、国防技術振興研究所、KOTRAなどが参加した。ロシアのウクライナ侵攻で新冷戦の懸念が高まり、世界各国が軍備増強の動きを本格化する中、各国の軍需企業が激しい輸出競争を行っている。

最近、K防産への関心が高まり、韓国企業の展示館に外国軍関係者が大きな関心を示した。弾薬を生産する代表的な韓国軍需企業のプンサンの展示館にも、中東をはじめ世界各国の軍関係者からの問い合わせが相次いだ。プンサン関係者は、「155ミリ砲弾の問い合わせが最も多かった」とし、「自走砲K9が注目されており、ウクライナ戦争で155ミリ曲射砲の性能が際立っているためとみられる」と話した。

今展示会では、先端新兵器も公開された。米ジェネラル・ダイナミクスは、電気とディーゼル燃料を併用するハイブリッド動力装置を採用した次世代戦車「エイブラムスX」を披露した。ドイツの軍需企業ラインメタルは無人水陸両用戦車を公開した。

クリスティン・ウォーマス陸軍長官は開幕式で、「国家安全保障が広範囲に脅かされる困難な時代」とし、「未来の戦場の冷厳な現実に備え、米軍が最も偉大な陸上戦闘部隊になるよう準備する」と述べた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com