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欧州チャンバーオーケストラが4年ぶりに来韓公演

欧州チャンバーオーケストラが4年ぶりに来韓公演

Posted October. 14, 2022 09:21,   

Updated October. 14, 2022 09:21

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ヨーロッパ各国のオーケストラの首席団員と有名演奏者で構成されている「ヨーロッパチャンバーオーケストラ(COE)」が、4年ぶりに2回目の来韓公演を行う。

ピアニストのキム・ソンウクが、自分のレパートリーの中心にあるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と4番を共演する。最近、彼と歩調を合わせてきた英ボーンマス交響楽団のキリル・カラビッツ常任指揮者が指揮棒を持つ。公演は来月5日と8日に、ソウル芸術の殿堂のコンサートホールで開かれる。

キム・ソンウクは自ら、「ベートーヴェンやブラームスだけでなく、はるかに広い領域を扱う演奏家として見てほしい」と言うが、キム・ソンウクにとって、ベートーヴェンは常にレパートリーの中心にいた。デビューアルバムをはじめ、ベートーヴェンのソナタを収録したアルバムだけで、これまで3枚ある。鄭明勳(チョン・ミョンフン)指揮のソウル市立交響楽団と協奏曲第5番の「皇帝」をアルバムとして出したりもした。今回の舞台では、来月5日は協奏曲3番、8日は4番を共演する。

COEが演奏する他のプログラムも、ベートーヴェンの革命的精神から近い時代の作品で構成されている。5日、シューベルトの「イタリア風序曲」とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」、8日はベートーヴェンのコリオラン序曲と交響曲第7番をまとめた「オールベートーヴェン」のプログラムを披露する。

ウクライナ出身のカラビッツは、キム・ソンウクから「信頼できる音楽的パートナー」に挙げられる。彼が2019年、米シカゴ交響楽団を初めて指揮した時、キム・ソンウクはメンデルスゾーンのピアノ協奏曲1番を共演した。指揮者として活動領域を広げてきたキム・ソンウクが、昨シーズン、欧州で指揮者としてデビューした舞台も、カラビッツが2009年から首席指揮者として率いてきたボーンマス交響楽団のコンサートだった。

COEは1981年に創立された。音楽監督や常任指揮者を置かないため、かえって団員の間で自然にもたらされる精巧なアンサンブルが強みとして挙げられる。欧州で活動するいくつかのオーケストラの首席級と有名な音楽教授、室内楽の演奏者など、60人余りが団員として活動している。約40年間250枚以上のアルバムを発売し、米グラミー賞は2回、英グラマーフォン賞は3回を受賞し、世界トップのアンサンブルの一つとして公認された。

2009年に設立した「ヨーロッパチャンバーオーケストラアカデミー」も、若い芸術英才たちが楽団団員たちと共に技量を身につけ、ツアー公演ができる機会を提供することで有名だ。同楽団は2018年、バイオリニスト兼指揮者レオニダス・カヴァコスの指揮で初めて来韓し、バッハとモーツァルトのバイオリン協奏曲、ベートーヴェンとシューマンの交響曲を披露した。5万~17万ウォン。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com