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国情院幹部の辞任は「過重な業務負担」が理由、尹大統領が説明

国情院幹部の辞任は「過重な業務負担」が理由、尹大統領が説明

Posted October. 28, 2022 08:57,   

Updated October. 28, 2022 08:57

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が27日、最側近で国家情報院(国情院)のナンバー2と呼ばれた曺尚駿(チョ・サンジュン)企画調整室長の突然の辞任について、「一身上の都合なので公開することはできない」と話した。国情院の人事・組織・予算を総括する核心要職を務めた大統領の最側近が任命4ヵ月で辞任した背景をめぐって、多くの論議が飛び交っている。

尹大統領は同日、龍山(ヨンサン)大統領室入りの際、取材陣から曺氏の辞任に関する質問を受け、「重要な役職なので、引き続き過重な業務を担うことは負担であるとし、本人の辞意を受け入れた」と答えた。さらに、「公的なことなら申し上げるが、個人的な問題」と発言を控えた。後任の人選については、「もともと企画調整室長候補も少しいた。業務が自然につながるよう迅速にするつもりだ」と話した。

国情院は同日、「一部のメディアで『内部対立説』など噂を報道したことについて、全く事実無根であることを明確にする」と述べた。金奎顕(キム・ギュヒョン)国情院長と曺氏が「パワーゲーム」を行ったという報道が相次ぐと、資料まで出して線を引いたのだ。国情院関係者は、「このような問題で情報機関の名前がメディアに出ること自体が負担だ」と話した。国情院は、金氏と新任企画調整室長を中心に今後の人的刷新を含め内部改革の幅をさらに広げるものとみられる。後任には、金南佑(キム・ナムウ)元ソウル東部地検次長検事が有力視されている。

最大野党「共に民主党」は、「深刻な国紀紊乱(びんらん)」と批判した。同党の辛正勲(シン・ジョンフン)議員は同日、政策調整会議で、「曺氏が金氏に何の相談もなく大統領室に辞意を表明することはありえない」とし、「尹大統領は辞表を受理せざるを得ない理由を明確にせよ」と迫った。


張寬錫 jks@donga.com · 申晋宇 niceshin@donga.com