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政府「来月5日まで国家哀悼期間」、龍山区を特別災害地域に

政府「来月5日まで国家哀悼期間」、龍山区を特別災害地域に

Posted October. 31, 2022 08:54,   

Updated October. 31, 2022 08:54

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政府が、ソウル龍山(ヨンサン)区で起きた「梨泰院(イテウォン)雑踏惨事」を受け、30日から11月5日午前0時までを国家哀悼期間に定めた。龍山区を特別災害地域に指定し、死亡者の遺族と負傷者に対して支援金も支給する。

韓悳洙(ハン・ドクス)首相は30日、政府ソウル庁舎で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が出席して開かれた中央災害安全対策本部(中対本)会議後の記者会見で、「哀悼期間には、全ての公共機関と在外公館で弔旗を掲揚し、公務員及び公共機関の職員は、哀悼を表すリボンを着用することを決めた」と明らかにした。また、「保健福祉部、ソウル市などと合同で葬儀支援チームを稼働する」とし、「負傷者の治療に総力を挙げて対応し、負傷者の家族に対する心理カウンセリングのために、国家トラウマセンター内に梨泰院事故心理支援チームを構成・運営することを決めた」と述べた。中対本は活動期間を定めず、事故が収拾されるまで運営する方針だという。

龍山区は特別災害地域に指定された。李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は、「遺族への慰労金、負傷した人々への治療費、亡くなった人々の葬儀費用などを含め、必要な一切の支援をする」と述べた。

尹大統領は、梨泰院雑踏惨事が起きた29日夜から30日まで事故の収拾を陣頭指揮した。大統領室によると、尹大統領は最初の事故通報後、救急車が出動してから約1時間後の29日午後11時30分頃、すべての関係機関に迅速な救急及び治療がなされるよう万全を期すよう指示した。翌日午前1時には、龍山大統領室地下バンカーで、緊急状況点検会議を開いた。

尹大統領の今後の日程も事故の収拾を中心に再調整されるものとみられる。金恩慧(キム・ウンヘ)大統領広報首席秘書官は30日午後、大統領室の定例会見で、「すべての日程と国政運営の優先順位を事故の収拾に置いている」とし、「非常対応態勢を維持している」と述べた。

尹大統領は同日午前に開かれた中対本会議で、「関係省庁と地方自治体が力を合わせて、家族を失って悲しむ遺族と負傷者に格別な配慮をしてほしい」と述べたと、金氏は伝えた。尹大統領はまた、「多くの若者が被害に遭い、親の心情で胸が痛む」とし、「遺族の心を推し量り、亡くなった人々の身元確認を迅速に行い、メディアにリアルタイムで正確に伝えよ」と指示した。尹大統領は、外国人の死亡者や負傷者に関しては、該当国の在韓公館に迅速に情報を提供するよう指示した。

金氏は、「民間も国家哀悼期間中は行事やパーティーを可能な限り控えるよう協力要請することを関係省庁に指示した」と伝えた。


崔智善 aurinko@donga.com · 張寬錫 jks@donga.com