Go to contents

通貨防衛でドル売却、外貨準備高が1ヵ月間で27億ドル減少

通貨防衛でドル売却、外貨準備高が1ヵ月間で27億ドル減少

Posted November. 04, 2022 07:57,   

Updated November. 04, 2022 07:57

한국어

最近ウォンの通貨価値の急落に対応して外国為替当局が「通貨防衛」に乗り出した結果、外貨準備高が1ヵ月間で30億ドル近く減った。

3日、韓国銀行によると、先月末の外貨準備高は4167億7000万ドルだったが、9月末(27億6000万ドル)より4140億1000万ドル減少した。外貨準備高は今年3月以降4ヵ月連続で減少し、7月に一時反騰したが、8月以降再び3ヵ月連続で減少した。

外貨準備高の減少の主な原因は、当局が最近、ウォン安のスピードを調整するため、保有ドルを市場に売り渡したためだ。韓銀は、「ユーロ貨、円貨などの外貨資産の米国ドル換算額は増加したが、外国為替市場の変動性緩和措置の影響などで外貨準備高が減少した」と説明した。ただし10月には外国為替市場が相対的に安定を取り戻し「市場介入」の規模が9月よりは大きくなかったと韓銀は付け加えた。

外貨準備高が減り続けている中でも、世界的には9月末基準に9位の規模だ。中国が3兆290億ドルで最も多く、日本(1兆2381億ドル)、スイス(8921億ドル)などがそれに続いた。韓銀の関係者は、「今後、対ドルのウォン相場が韓国経済のファンダメンタル(基礎体力)や主要通貨の動きと過度に乖離し、偏り現象が深刻化する場合、積極的な市場安定化措置を取る計画だ」と明らかにした。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com