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恋喧嘩

Posted November. 04, 2022 07:56,   

Updated November. 04, 2022 07:56

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早朝、新婦がハマナスを取って来る。夜に降った雨で濡れた姿が言葉をかけてくるかのようだ。新婦はこの程度ならと自信を持って新郎の誓いの言葉が聞きたくなる。「花と私のどちらが綺麗なの」。決まりきった問いかけなので新婦は自信満々だ。この駆け引きを楽しむ新郎の悪戯な答え。あなたが綺麗でも花ほどでは。この一言に新婦が飛ばした反撃。「花がお好きなら今夜は花と休みなさい」。新婦の反撃がすねたふりであることは公然の秘密だ。

この詩は「拈華微笑図」という絵につけられた題画詩。詩人が、花を持って微笑む絵の中の女性から興味深いストーリーを想像したのだろうか。いや、数百年前に高麗の文豪・李奎報(1168~1241)が詠んだ「折花行」がこの詩とそっくりだ。牡丹の花ということだけが異なる。詩人が、李奎報の奇抜な発想に感服したからだと推察するほかない。