欧州チャンピオンズリーグ(CL)の試合途中、目の付近を骨折したサッカー韓国代表チームの主将、孫興民(ソン・フンミン=30、トッテナム・ホットスパー、写真)が手術に成功したという。大韓サッカー協会の関係者は5日、坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で行われた代表チームの練習に先立ち、「トッテナム側から孫興民が手術を順調に終えたとの連絡を受けた」と明らかにした。この関係者は、「ただ手術を終えたばかりなので、孫興民のW杯出場の可能性に触れるのはまだ早い」と予断を許さない状況であることを前置きにしがらも、「代表チームの医療スタッフが孫興民の負傷部位に関連してトッテナムと引き続き連絡を取っている」と話した。
英国メディア「テレグラフ」も5日、「孫興民の手術を成功した。医療スタッフは骨折した4ヵ所の手術後の経過が良好だと見ている。W杯参加もポジティブだ」と報じ、2020年に開かれた欧州CL決勝で負傷し、その後のユーロ2020大会に参加したケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)の例を紹介した。
手術後に回復中の孫興民はカタールW杯まで所属クラブの試合には出場しない見通しだ。トッテナムのアントニオ・コンテ監督は6日、英メディア「スカイスポーツ」とのインタビューで、「孫興民の手術が順調に終わった。彼がW杯に出場できるよう早い回復を願う」とし、「孫興民はW杯開幕前に行われる3試合すべてに出場できない」と明らかにした。7日のリバプール、13日のリーズ・ユナイテッドとのプレミアリーグ戦、10日のノッティンガム・フォリストとのリーグカップ戦を欠場する。
兪載泳 elegant@donga.com