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伊・仏で極右が台頭、欧州に吹く極右の風

伊・仏で極右が台頭、欧州に吹く極右の風

Posted November. 07, 2022 08:37,   

Updated November. 07, 2022 08:37

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先月末、首相に就任した「女ムッソリーニ」と呼ばれるイタリアのジョルジャ・メローニ氏が、初の海外歴訪で難民救助船の入港を拒否し、極右の顔を表わした。フランスの右翼政党「国民連合(RN)」は27歳のジョルダン・バルデラ氏を新党首に選出し、若い有権者の攻略に乗り出した。欧州連合(EU)2、3位の経済大国であるフランスとイタリアの極右の動きによって、欧州に極右の風が吹く可能性があると懸念されている。

4日、イタリア紙ラ・スタンパなどによると、メローニ氏は前日、ベルギーのブリュッセルでEUのフォンデアライエン欧州委員長と会った。フォンデアライエン氏が、「受け入れる国がなく、地中海をさ迷う移住民をまず救助した後、分散受け入れを議論しよう」と言うと、「私たちの優先順位は配分ではなく国境を守ること」と拒否した。5日現在、イタリア南部のシチリア島付近の海上には4隻の救助船が入港許可を待っている。

RNは5日、党員投票を通じて強硬な難民反対の立場であるバルデラ党首代行を新党首に選出した。「フランスは『世界のホテル』ではない」と主張するバルデラ氏は、今年4月に大統領選出馬のために辞任したマリーヌ・ルペン前党首に代わって最近まで党首代行を務めた。ルペン氏の父親のジャン=マリー・ルペン氏がRNの前身「国民戦線」を創設して以降、ルペン家以外の人物が党首になったのは初めて。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com