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習近平主席、「軍事委総司令官」職位を追加

習近平主席、「軍事委総司令官」職位を追加

Posted November. 10, 2022 08:33,   

Updated November. 10, 2022 08:33

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先月、3期目を確定した中国の習近平国家主席が、軍服を着て合同作戦指揮センターを訪れ、「全軍のすべてのエネルギーを戦争に集中せよ」と命じた。今後、戦争の備えに集中する考えを明確にしたものとみられる。特に官営メディアはこのニュースを伝え、習氏の役職に「中央軍事委員会連合指揮総司令官」を追加した。

中国中央テレビは8日、習氏が同日午後に合同作戦指揮センターを視察したことを伝え、通常使用してきた中国共産党総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習氏の3つの役職に「中央軍事委員会連合指揮総司令官」を新たに加えた。

習氏はこの席で、「全軍のすべての業務を戦争に集中させ、勝利能力の向上を加速させよ」とし、「国家主権・安全保障・発展利益を守護し、党と人民が付与した各種任務を完成せよ」と強調した。人民解放軍機関誌「解放軍報」は9日、習氏の視察の意味について、「必勝指揮機構の建設を通じて指揮の効率を高め、必ず勝利に導くということ」と分析した。

自由時報など台湾メディアは、習氏の軍現場視察の状況で新たな役職が追加されたことを受け、習氏の軍掌握力が強化され、今後台湾との軍事対立が深まるという信号弾と解釈した。

このような状況で、日本と中国の双方が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・魚釣島)の周辺で、日本の海上自衛隊と海上保安庁が合同訓練を年内に行う計画だと、読売新聞などが9日付で報じた。韓国海軍、海洋警察庁に該当する、指揮系統が異なる2つの機関が尖閣諸島付近の武力侵攻事態に備えた訓練を行うのは初めて。中国の軍事的動きへの対応とみられる。


北京=キム・ギヨン特派員 東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com