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外交部高官「北朝鮮が3月にハッキングで8300億ウォンの仮想通貨を窃取」

外交部高官「北朝鮮が3月にハッキングで8300億ウォンの仮想通貨を窃取」

Posted November. 18, 2022 08:32,   

Updated November. 18, 2022 08:32

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北朝鮮が今年3月、ゲーム会社をハッキングし、8300億ウォンの暗号資産を窃取したことが確認された。ハッキング1件で上半期の弾道ミサイル発射費用を賄える巨額を得たのだ。韓米を中心に北朝鮮の違法サイバー活動に対する国際協力が強化されるものとみられる。

外交部の金健(キム・ゴン)韓半島平和交渉本部長は17日、米国務省との共同開催「北朝鮮の暗号資産窃取への対応を話し合う韓米官民シンポジウム」で、「北朝鮮が今年3月『アクシー・インフィニティ』というゲーム会社をハッキングし、6億2千万ドル(約8300億ウォン)相当の暗号資産を窃取した」と明らかにした。さらに、「北朝鮮は今年上半期だけで31発の弾道ミサイルを発射し、4億ドルから6億5千万ドル(約8700億ウォン)を使ったと推算される」と付け加えた。

同シンポジウムに出席した米国務省のジョン・パク対北朝鮮担当特別副代表は、「暗号資産の取引所が、北朝鮮が悪意のあるサイバー活動を行う収益を提供している」とし、「国際金融システムを迂回して国連制裁を逃れ、兵器計画に資本を充てている」と指摘した。また、「北朝鮮が3月に盗んだ6億2千万ドルの暗号資産は弾道ミサイルの材料調達に使用できる額」と強調した。

バイデン米政権は、北朝鮮のサイバー犯罪を核及び弾道ミサイル計画の開発資金の源泉と見ている。マヨルカス米国土安全保障省官は15日(現地時間)、下院国土委員会公聴会での書面発言で、「この2年間で北朝鮮は10億ドル(約1兆3160億ウォン)を超える暗号資産・ドルサイバー強奪で大量破壊兵器(WMD)計画の資金を作った」と批判した。自由アジア放送(RFA)は16日(現地時間)、米司法省が北朝鮮のサイバー犯罪組織が窃取した暗号資産を追跡、回収することに力を入れていると伝えた。


申나리 journari@donga.com