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米サッカー協会、SNSのW杯順位表にイスラム紋章を削除したイラン国旗を掲載

米サッカー協会、SNSのW杯順位表にイスラム紋章を削除したイラン国旗を掲載

Posted November. 29, 2022 08:38,   

Updated November. 29, 2022 08:38

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米国サッカー協会が、2022サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のイラン代表との対戦を控え、イスラム共和国の紋章を削除したイラン国旗をソーシャルメディア(SNS)に掲載した。イランが激しく反発すると、元の国旗(写真)に戻した。今W杯でグループリーグB組に属する両国は30日に対戦する。

米国サッカー協会は26日、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどに掲載したB組順位表に改変したイラン国旗を載せた。赤いイスラム共和国の紋章を削除し、緑、白、赤の三色のみの国旗が掲載されたのだ。1979年にイスラム革命を起こした勢力が翌年、国旗に追加されたこの紋章は、「アッラーの他に神はなし」という意味が込められている。「ヒジャブ不審死」反政府デモ隊は、抑圧的な神政統治に反対するという意味で、デモでこの紋章が削除された国旗を使っている。

議論が起こると、27日、米国サッカー協会関係者は記者会見で、「人権のために戦っているイランの女性たちに対する支持の意味」とし、代表チームや選手団と相談したわけではないと火消しに乗り出した。SNSでも公式のイラン国旗を再び掲載した。

だが、イラン側は米国サッカー協会を国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会に提訴すると反発した。27日、イランの政府系タスニム通信は、ツイッターで、米代表チームの10試合出場停止とW杯からの追放を主張した。イランサッカー協会関係者も、AP通信に「国際法違反」と反発した。


姜聲煇 yolo@donga.com