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韓国人が最も多く受けた手術は白内障、「高齢化の影響」

韓国人が最も多く受けた手術は白内障、「高齢化の影響」

Posted December. 01, 2022 08:48,   

Updated December. 01, 2022 08:48

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昨年、韓国人が最も多く受けた手術は白内障手術だった。

国民健康保険公団は30日、このような内容の「2021年の主要手術統計年報」を発表した。年報によると、昨年整形美容を除く33の主要手術を受けた患者は計168万人(210万件)だ。一年間手術を受ける人の数は、2017年以降、年平均2.0%ずつ増えている。

昨年、計47万7000人が白内障の手術を受けた。人口10万人当たり938.2人に達する。白内障は、老化の過程で目の水晶体のタンパク質が硬化し不透明に変わる疾患だ。医療界の関係者は、「高齢化の影響で白内障疾患そのものが増えた」とし、「また実損保険の保障拡大も影響を及ぼしたようだ」と明らかにした。白内障手術の次は、一般脊椎手術(19万人)と痔核手術(15万8000人)を受けた人が多かった。

この5年間で最も多く増加した手術は、乳房部分切除術だ。この手術は、2017年の2万6158件から昨年は4万1881件へと、年平均12.5%ずつ増加した。少子化や非婚の拡大と関連があると医療界は分析している。女性は妊娠しないと、乳房の組織が減る。その後、乳房細胞が再び増殖する過程が繰り返され、突然変異が発生し、乳がんの発生確率が高くなる。さらに、医療技術が発展し、乳房の完全切除よりは部分切除だけで治療が可能になったことも影響を及ぼした。

年齢別では、9歳以下は脱腸手術を最も多かった。10代は盲腸炎などによる虫垂切除術、20代と30代は帝王切開術の患者が最も多かった。40代は痔核手術、50代以上は白内障手術が最も多かった。一方、内視鏡を通じた鼻腔手術の件数は、この5年間、年平均13.4%ずつ減少した。痔核手術と虫垂切除術の件数も、それぞれ年平均5.3%と2.7%ずつ減っている。

主要手術の診療費用は、昨年は計7兆8000億ウォンで、2017年以降、年平均10.2%ずつ伸びている。総費用が最も大きい手術は、一般脊椎手術で9877億ウォンだ。1件当たりの診療費が最も高い手術は、冠動脈バイパス手術(3441万ウォン)や心臓手術(3436万ウォン)などだ。


柳根亨 noel@donga.com