ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウド(37)が最後のワールドカップ(W杯)でプレーを続けることができるだろうか。
7日午前4時、カタールのルサイルスタジアムで行われるW杯決勝トーナメント1回戦の最後の試合となるポルトガル対スイスの試合は、ロナウドに注目が集まる。
実際、キャリア最後のW杯になる可能性が高いロナウドにとって、今試合で敗れれば、その試合は即「代表引退試合」になるからだ。一世を風靡したロナウドは、ガーナとのグループリーグ第1戦でPKを成功させ、W杯史上初となる5大会連続得点の偉業を達成した。しかし、ウルグアイとの第2戦と韓国との第3戦では沈黙し、ファンの信頼を失った。最近ポルトガルメディア「アボラ」でアンケート調査を実施したところ、回答者の70%がロナウドはベンチでスタートすべきだと答えた。もちろんロナウドはいつでもゴールを決められる選手だ。現在、W杯5大会の20試合に出場し、ポルトガル選手ではW杯最多出場記録を保持しているロナウドは、あと1ゴールを決めれば「黒ヒョウ」エウゼビオ氏とポルトガル選手のW杯最多得点記録(9ゴール)に並ぶ。
ポルトガルを相手するスイスはロナウドが負担になる。スイスのシェルダン・シャキリ(31)は、「我々にはロナウドがいないので、チーム全体で特別な結果を出さなければならない」とチームワークを強調している。セルビアとの第3戦でゴールを決めたシャキリは、スイス選手では初めて3大会連続得点を記録した。スポーツデータを提供する「オプタ」は、ポルトガルの勝率を51.5%、スイスを21.7%と評価した。スイスは1954年に自国で開催されたW杯以来68年ぶりに8強進出を目指す。H組で韓国に一撃を食らったポルトガルは、2006年ドイツ大会(4位)に続き16年ぶりの挑戦となる。対戦成績はスイスが11勝9敗5分けでポルトガルを上回っている。今年のUEFAネーションズリーグでは1勝1敗だった。
一方、同日0時にはモロッコとスペインが対戦する。E組第3戦で日本に1-2で逆転負けし、組1位の座を明け渡したスペインが、どうチームの雰囲気をまとめられるかに注目が集まる。F組でクロアチアとベルギーを抜いて1位でグループステージを突破して番狂わせを演じたモロッコの「反乱」が続くかも関心事だ。スペインはモロッコには2勝1分けで敗れたことがない。「オプタ」はスペインの勝率は61.3%、モロッコは14.7%と評価した。
姜泓求 windup@donga.com