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韓国の経済規模、少子高齢化で2075年にはフィリピンより小さくなる ゴールドマンサックスが予測

韓国の経済規模、少子高齢化で2075年にはフィリピンより小さくなる ゴールドマンサックスが予測

Posted December. 12, 2022 09:09,   

Updated December. 12, 2022 09:09

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韓国は高齢化により、2060年代から経済規模が後退し、2075年はフィリピンやマレーシア、バングラデシュなどのアジア諸国に遅れをとるだろうと、米国のグローバル投資銀行(IB)ゴールドマンサックスが見通した。1人当たりの国民所得の面では、米国や欧州に次ぐ高所得国家に上がるが、少子高齢化による人口減少で全体経済規模は後退すると分析した。

ゴールドマンサックスは、8日(現地時間)公開した「2075年への道」と題した報告書で、韓国の経済成長率の予測値は、2020年代の平均2%から2040年代は0.8%に落ちた後、2060年代にはマイナス0.1%、2070年代にはマイナス0.2%に下落すると予測した。ゴールドマンサックスが成長率の予測値を出した34ヵ国のうち、マイナス成長率に落ちると予測した国は韓国が唯一だった。

韓国の実質国内総生産(GDP)は、2030年代の2兆ドルから2060年は3兆3000億ドルに伸びた後、2075年は3兆4000億ドル(約4440兆ウォン)の水準で停滞する見通しだ。このため、2075年基準の韓国の経済規模は、日本(7兆5000億ドル)はもとより、フィリピン(6兆6000億ドル)やマレーシア(3兆5000億ドル)などの東南アジア諸国とバングラデシュ(6兆3000億ドル)などの南アジア諸国より小さくなるものと予想された。

ゴールドマンサックスは、韓国の1人当たりの実質GDPは2075年は10万1800ドルで、米国(13万2200ドル)や欧州(1万4300ドル)を追い越すものと予想した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com