来年、全国の標準一戸建て住宅と標準地の公示価格が、今年より6%近く下がる。標準一戸建て住宅と標準地の公示価格が下落するのは、ともに2009年以降14年ぶりのことだ。政府が公示価格の現実化率(相場比公示価格の比率)を2020年の水準に戻したことによるもので、来年の保有税の負担も減るものとみられる。
国土交通部(国土部)は14日、来年の標準一戸建て住宅の公示価格は全国平均で5.95%下がり、標準地は5.92%下落すると発表した。標準一戸建て住宅は25万戸の規模で、全国の一戸建て住宅411万戸の公示価格の算定時の基準となる。土地の場合、全国3502万筆地のうち56万筆地が標本の役割をする。
標準一戸建て住宅の公示価格が下落したのは、2009年(マイナス1.98%)以来初めてのことだ。来年の変動率は、今年(7.34%)比13.29%ポイント下がったもので、史上最大の下げ幅となる。これは税負担の緩和のための「公示価格の現実化修正計画」が適用された影響が大きい。来年の標準一戸建て住宅の公示価格の現実化率は53.5%で、2020年の現実化率(53.6%)の水準に戻る。標準地の公示価格の現実化率も65.4%で、2020年(65.5%)の水準に落ちた。
来年のマンションなどの集合住宅の公示価格も、下落幅が大きい可能性があるという観測が出ている。韓国不動産院の統計によると、今年1月から12月第1週(5日基準)まで、全国のマンションの売買価格は5.22%下落した。韓国開発研究院(KDI)のソン・インホ経済情報センター所長は、「不動産の低迷が続き、下落取引も続いているので、集合住宅の公示価格の下落幅はさらに大きく現れる可能性がある」と話した。標準集合住宅の公示価格は、来年3月に公開される。
チェ・ドンス記者 イ・チュクボク記者 firefly@donga.com · bless@donga.com