Go to contents

心温まる誓い

Posted December. 16, 2022 08:36,   

Updated December. 16, 2022 08:36

한국어

白居易と劉禹錫は比較的順調に官職に就いたが、中堂の政治的混乱の中、官職生活は浮き沈みが激しかった。何度も中央と地方に移動している間、2人は互いの立場、文学と生活の趣向で意気投合し、しばしば詩を交わして慰め合った。古希を目前にし、ついに2人は洛陽の太子宮で共に勤務する機会を迎える。酒代も気にせず2人が設けた酒宴。長い間、遠く離れ、心だけで交流していた2人は、若い頃に波乱万丈、艱難辛苦を乗り越え、ついに互いを労わる時間を持つことができるようになったのだ。相手に酒を勧め、酔いにまかせて詩も詠んだ。経典と歴史を論じることは、士大夫の酒宴に欠かせない道楽、どんな美しい音楽もこの楽しみを凌駕することはできない。

このような席が同年齢の友にとっては二度とない楽しみだろうが、一方では、過日の栄光と情熱を振り返る悔恨の時間でもあるだろう。その悔恨を慰めようとする思いだろうか。詩人は、「菊が咲き、家の酒が熟せば、またゆっくり酔おう」という温かい誓いを忘れない。