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オリバー・ツィプセ氏に会った李在鎔会長「BMWとバッテリー協力を強化」

オリバー・ツィプセ氏に会った李在鎔会長「BMWとバッテリー協力を強化」

Posted December. 19, 2022 08:56,   

Updated December. 19, 2022 08:56

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長は、BMWのオリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)と会い、電装(自動車電気・電子装置)分野での協力策を模索した。

18日、三星電子によると、李会長は三星SDIの崔輪鎬(チェ・ユンホ)社長など三星経営陣と共に、17日午前、仁川永宗島(インチョン・ヨンジョンド)のBMWドライビングセンターでツィプセCEOなどBMWの経営陣とミーティングを開き、協力を強固にすることにした。李会長は、「BMWと共にできて、とても嬉しい」とし、「今後も引き続き両社間の協力を強化していこう」と述べた。ツィプセCEOも、「BMWグループは、韓国の自動車および最先端技術企業との協力を非常に誇りに思っている」とし、「三星は非常に重要なパートナーの一つであり、BMWの最新技術力が集約された『i7』と共にするだけでも象徴するところが非常に大きい」と述べた。

この日の面談に先立って、李会長は三星SDIの最先端バッテリーセル「P5」が採用されたBMWの最新フラッグシップ電気自動車(EV)「ニューi7」を見学した。P5バッテリーは、ニッケル含有量が88%以上の「ハイニッケル」など、最先端素材技術を集大成した製品だ。従来のEVバッテリーよりエネルギー密度が20%高く、材料費は20%以上削減した。

三星とBMWは、2009年のEVバッテリーをめぐる協力を皮切りに、2014年に素材や技術の共同開発に乗り出すなど、シナジーを拡大している。李会長が初期段階からBMW経営陣と交流し、信頼関係を構築し、協力を主導した。2013年に発売されたi3から2015年はi8、昨年はiXとi4など、BMWのエコEVに三星SDIの高性能バッテリーが搭載された。

三星は2016年にハーマンを買収し、2018年に未来の新成長事業として「半導体中心の電装部品」を選ぶなど、電装事業をグループの主力産業に選んで育てている。李会長は、6月に欧州出張を終えた後、「自動車業界の急変する状況を肌で感じることができた」と言うほど関心が高い。李会長は、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長とも持続的に交流するなど、様々なパートナー会社との電装分野での協力を模索している。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com