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外食費とタクシー料金値上げ、MZ世代「ホームパーティーで忘年会」

外食費とタクシー料金値上げ、MZ世代「ホームパーティーで忘年会」

Posted December. 28, 2022 09:08,   

Updated December. 28, 2022 09:08

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「費用が普段の集まりに比べて3分の1しかかからない。来年は別の友人の家で集まろうと話しました」

24日、ソウル麻浦区(マポク)にある一人暮らしの部屋で大学の友人と忘年会をしたチェ・ヘソンさん(27)は、初めて経験した「ホームパーティー」の感想をこのように語った。「料理はミールキットで作り、部屋で寝るので、帰りにタクシー代もかからない。来年の集まりも別の友人の家でホームパーティーをすることにしました」と話した。

最近、若者の間で「ホームパーティー」が年末の文化として根付いている。コストを削減でき、各自が好きな料理や酒を楽しめ、高物価時代のMZ世代(ミレニアル+Z世代)の選択肢に浮上している。新型コロナウイルス感染拡大後、集まりの人数制限のために家や宿泊施設で集まる人々がいたが、社会的距離の確保が解除された後、このような方式の集まりが増えている。

●コストを削減し、多様な演出も可能

ソウルに住む大学生のソン・ソヨンさん(24)は最近、高物価の中、負担を減らすために友人との忘年会をホームパーティー形式で行うことにした。ソンさんは、「まだ就職準備中の友人も多い。外食費が値上がりし、酒代で1人当たり4万、5万ウォン以上使うことになる。タクシーの深夜割増料金まで上がり、京畿道(キョンギド)に住む友人の交通費の負担も大きく、今回は家で集まることにした」と話した。

飲食店で集めれば、各自が好きな食べ物や酒を選ぶことに限界があるが、ホームパーティーは、それぞれ好みで楽しめるという利点もある。他の客を気遣う必要もない。今月だけでホームパーティーが3回目という会社員のイ・ジュヨンさん(29)は、「レストランなどで風船やガーランド(ひも状の装飾品)を設置したり、イベントをするには周囲が気になる」とし、「ホームパーティーの場合はインスタグラムに載せる写真のために様々な演出ができ、気楽だ」と話した。

●「人の多い所より家がいい」

梨泰院(イテウォン)のハロウィーン雑踏事故後、人が集まる場所を避けるムードもホームパーティーを好む現象につながっている。大学生のハン・ヘヨンさん(22)は、「年末、友人と家で集まり、ユーチューブで流行っている『お菓子の家』を作り、写真を撮って楽しもうと思う」とし、「梨泰院雑踏事故後、人が多い所は避けるようになった」と話した。

家で集まることができない場合、都心のパーティー空間を借りて楽しむケースもある。このため、パーティー空間のレンタル会社が年末に大盛況だ。会社員のハン・スンフンさん(25)は、「今月初め、ソウル江南(カンナム)の有名なパーティールームの予約業者に問い合わせたが、すでに2ヵ月前に予約が終わっていた」と話した。

仁荷(インハ)大学消費者学科の李銀姫(イ・ウンヒ)教授は、「高物価が続く状況で若者のホームパーティー選好はしばらく続くだろう」とし、「外国のようにホームパーティーが普遍化すれば、外食業界の年末及びクリスマス繁忙期も以前のようではなくなる状況が続く可能性がある」と指摘した。


チェ・ミソン記者 cms@donga.com