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中国からの入国を厳しく制限、航空便の着陸は仁川空港だけに限定

中国からの入国を厳しく制限、航空便の着陸は仁川空港だけに限定

Posted December. 31, 2022 09:18,   

Updated December. 31, 2022 09:18

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来年1月2日から中国から到着する航空便は、仁川(インチョン)国際空港だけに限定される。中国人観光客を対象にした短期ビザの発給も中断される。最近、中国内での新型コロナウイルス感染症の流行状況が大きく悪化し、韓国への流入に対する懸念が高まったことを受け、事実上中国からの入国を制限する措置を導入する。

30日、中央災難安全対策本部は、このような内容の「中国関連新型コロナの対応計画」を発表した。同本部によると、現在、中国からの航空便は計65便。仁川、金海(キムへ)、大邱(テグ)、済州(チェジュ)空港を通じて韓国に入ってきている。しかし、来年1月2日から2月28日までは、仁川空港以外の空港からの入国が規制される。運行される中国発の航空便も、65便から62便に減らし、追加の増便もできないようにした。

来年1月2日から31日までは、中国内の公館で短期ビザの発給も中断される。中国が海外に出国しようとする自国民を対象にしたパスポートの発給を正常化することにした中、中国人観光客の入国を遅らせるための措置だ。ただ、外交・公務や企業運営において欠かせない事情や人道的理由などの目的なら発給が可能だ。中国から韓国に入国するすべての韓国国民と外国人は、入国前後に新型コロナの検査を必ず受けなければならない。

政府の今回の同本部の防疫措置は、米国や日本など他の国と比べても一段と厳しい水準だ。新型変異株が国内に流入すれば、落ち着きを見せていた新型コロナが再び流行しかねないという懸念が反映された。また、2020年初めに中国で新型コロナが初めて流行した当時、初期対応の措置が遅れ、感染者が急増した経験も積極的な防疫措置の背景となっている。

実際、この1ヵ月間、海外からの感染者のうち中国からの渡航者が占める割合が大幅に増えた。先月は海外流入感染者1750人のうち19人(1.1%)が中国発入国者だったが、今月1~28日は海外流入感染者1849人のうち278人(15%)が中国発入国者だった。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com