米国の俳優エドワード・ノートン(53)が、北米先住民の部族長の娘「ポカホンタス」(1596〜1617)の12代目の子孫であることが分かった。4日(現地時間)、CNNによると、ノートンは、米公共放送PBSの歴史番組「あなたのルーツを探して」のシーズン9に出演し、このような事実を確認した。この番組の司会を務める歴史学者のヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニアは、「書類に直接的な痕跡が残っており、ノートンと12代目の祖母ポカホンタスとの関係を確認した」と説明した。ポカホンタスが1615年に産んだ息子トーマスからノートンまで系譜が続くという。ノートンは、「人間の歴史全体に照らしてみると、私たちは一つの小さな欠片に過ぎないということを悟らせてくれる」と明らかにした。
ポカホンタスは、米東部地域のアメリカ先住民部族の合体を支配していた部族長ポウハタンの娘だ。1614年、バージニア州ジェームズタウンで英国人の開拓者ジョン・ロルフと結婚し、1616年、英ロンドンに渡って社交界の有名人となった。
彼女が、先住民に捕まって処刑される危機に置かれた英国の探検家ジョン・スミスの命を救ったエピソードは、後日スミスが出版した本を通じて明らかになり、定着民と先住民間の交流が拡大する機になった。1995年、ウォルト・ディズニーは、この物語をモチーフにアニメーション「ポカホンタス」を作った。
イ・ソヨン記者 always99@donga.com