「金軟景」(キム・ヨンギョン)の名前の文字数を増やせば「興行保証小切手」になる。プロバレーボール女子が金軟景(35)復帰効果を享受し、男子より70%近く多くの観客を集めた。
韓国バレーボール連盟(KOVO)は5日、男女の14チームが前期(3ラウンド)の日程をすべて終えた3日までの観客入場現況を集計して発表した。それによると、女子の63試合を観戦した観客は計14万9215人(平均2368人)で、男子の8万8869人(平均1411人)より6万人以上多かった。
チーム別ではやはり興国(フングク)生命が1試合当たり平均3951人で観客を最も多く集まるチームだった。2位のIBK企業銀行(2360人)と比べても67.4%多い。特に興国生命がホームゲームをする時は、平均4380人が仁川三山(インチョン・サムワン)ワールド体育館を訪れた。最多観客上位5位の試合もいずれも興国生命の試合だった。
興国生命はテレビ視聴率も格別だ。男女を合わせて最高視聴率を記録した5試合のうち3試合(2~4位)が興国生命の試合だった。バレーボールファンが2年ぶりにVリーグに復帰した金軟景を直接見ようと競技場を訪れ、テレビでも金軟景を見ようと中継チャンネルを探しているという傍証だ。
男子はテレビ視聴率にも赤信号が灯った。昨年のクリスマスイブ(12月24日)に行われた三星(サムスン)火災対OK金融グループの試合で出た男子の最高視聴率(0.96%)は、女子の平均視聴率(1.05%)にも及ばなかった。男子の平均視聴率は女子の半分水準である0.58%が全てだった。
チーム別の観客数も同様の状況だ。女子の最小観客チームであるKGC人参公社(1817人)が男子の最高人気チームであるウリィカード(1728人)より観客を多く集めた。プロバレーボール男子チームの関係者は「スター選手なしでは興行もないということに各チーム関係者が共感しているが、一夜にしてスターを作ることもできないので悩みが大きい」と話した。
キム・ソンフン記者 hun@donga.com