ＮＢＡ（米プロバスケットボール）に挑戦する「特級有望株」ヨ・ジュンソク（２１）が米国のゴンザガ大学に編入した。同大学のバスケットボールチームは１７日、公式ホームページで高麗（コリョ）大学出身のヨ・ジュンソクがチームに合流したと発表した。ヨ・ジュンソクは今年の春学期から登録し、チームトレーニングに合流する。実戦の試合は２年生になる２０２３～２０２４シーズンから出られる。
身長２０３センチ、ウィングスパン２０７センチのＦＷヨ・ジュンソクは、ＮＢＡ挑戦に必要な体格条件はすでに備えていると評価されている。２０２１年、国際バスケットボール連盟（ＦＩＢＡ）１９歳以下ワールドカップ（Ｗ杯）で得点王（平均２５.６得点）に輝いたヨ・ジュンソクは同年、フル代表メンバーに選ばれ、ＦＩＢＡアジアカップ予選（３試合）で平均１２.３得点、４リバウンドを記録した。その後、ヨ・ジュンソクはＮＢＡ下部リーグのＧリーグのショーケースに参加するため、昨年６月に代表チームを降板して高麗大学を休学した状態だった。
ゴンザガ大学は、全米大学体育協会（ＮＣＡＡ）を代表する６つのメジャーカンファレンスには含まれないが、ディビジョン１に属するウェスト・コースト・カンファレンスのダントツの強豪だ。１９９９年のマーク・フュー監督就任後、カンファレンス優勝だけで２１回もした。米国最大の大学バスケットボール対抗戦として「３月の狂乱」と呼ばれるＮＣＡＡチャンピオンシップ（６４強トーナメント）にも昨シーズンまで２３シーズン連続し、２０１７年、２０２１年には決勝まで進出し、新興名門として浮上した。今シーズンもゴンザガ大学はＮＣＡＡ全米ランキング６位（１６勝３敗）にランクされている。
歴代卒業生の中で最も有名な選手はユタ・ジャズで１９シーズン間プレーし、ＮＢＡ通算最多のアシスト記録（１万５８０６アシスト）とスティール記録（３２６５回）を残したジョン・ストックトン（６１）だ。これまで同大学所属でＮＢＡドラフト指名を受けた選手は計３５人で、そのうちドマンタス・サボニス（２７＝サクラメント・キングス）、アフリカ系日本人の八村塁（２５＝ワシントン・ウィザーズ）ら８人が現役でプレーしている。
任寶美 bom@donga.com
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