Go to contents

日本の若者「将来子どもを持つ」50%下回る

日本の若者「将来子どもを持つ」50%下回る

Posted February. 14, 2023 08:50,   

Updated February. 14, 2023 08:50

한국어

日本の10代後半の若者を対象にしたアンケート調査の結果、「将来子どもを持つと思う」という回答は半数に満たなかったと、NHKが13日、報じた。少子高齢化が深刻な日本で、出産や育児に対する否定的な認識が若い世代に浸透している実態を示す。

日本財団が昨年12月、17歳から19歳までの1000人を対象に、働き方や子育てなどの価値観についてインターネットで調査を行った結果、「実際に将来子どもを持つと思うか」という質問に、「必ず」もしくは「多分」、「持つと思う」と答えた回答者は46%にとどまった。回答者の23%は、「多分」もしくは「絶対」、「持たないと思う」と答えた。子どもを「持つと思う」と答えた人に、出産と育児の「障壁」を尋ねたところ(複数回答)、69%が「金銭的な負担」を、54%が「仕事との両立」を挙げた。

日本は2021年基準、合計特殊出生率が1.30人で、韓国(0.81人)と共に世界で最も子どもを産まない国として知られている。昨年は123年ぶりに年間出生数が80万人を下回るという見通しも出された。当初、国立社会保障・人口問題研究所は、2022年の出生数を85万人と予想していたが、結婚と出産を敬遠する傾向が広がり、減少速度が加速した。

日本は今年から「出産育児一時金」として支給する財源を確保するために、75歳以上の高齢者も参加するよう制度を改編した。日本政府は10日の閣議で、2024年から75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度が出産育児一時金に係る費用の一部を負担する案を決定した。昨年まで出産時に1人当たり42万円(約405万ウォン)を支給していた出産育児一時金を今年4月から50万円(約482万円)に引き上げる方針だ。中学生以下に毎月1万~1万5千円支給する児童手当の所得制限撤廃と支給額の引き上げも検討している。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com