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崇高なあなたたちがいるからこそ、今私たちがいます

崇高なあなたたちがいるからこそ、今私たちがいます

Posted February. 14, 2023 08:49,   

Updated February. 14, 2023 08:49

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誰もが危険から抜け出す時、喜んでそこに飛び込む人がいる。軍人や警察、消防士のような制服を着た人々で、彼らの献身を称えるために東亜(トンア)日報とチャンネルAが制定した賞が、「栄誉ある制服賞」だ。昨日開かれた第11回の授賞式は、地と空と海で国民の安全と生命のために死闘を繰り広げた14人の制服のための席だった。これで歴代受賞者は139人になった。

大賞は、2020年4月、行方不明の船舶を救助するためにヘリコプターで出動したが、済州(チェジュ)周辺の海で墜落して殉職した南海(ナムへ)地方海洋警察庁航空団所属のチョン・ドゥファン警部とチャ・ジュイル、ファン・ヒョンジュン警査が受けた。制服賞は、韓国国産初の超音速戦闘機KF21の試験飛行に成功したアン・ジュンヒョン中佐、地雷爆発事故で負傷した体で同僚を避難させたパク・ウグン上士、座礁した漁船を救助する現場でゴムボートが転覆し、大けがをしても乗組員5人を救助したチョン・ギウク警査の6人の英雄に授与された。2020年、漢江(ハンガン)警察隊の水上救助隊員として漢江で飛び降りた人を捜索して殉職した故ユ・ジェグク警部補は、「為民警察官賞」を受賞した。故人となった制服の英雄たちには冥福を、負傷者たちには快癒を祈る。

今も大小の災難が続いている。昨年3月、蔚珍(ウルジン)・三陟(サムチョク)の大型山火事の現場では、軍人と公務員3600人余りが徹夜での死闘の末、金剛松の群落地を火災から守った。9月、浦項(ポハン)水害被害地域では、海兵隊が装甲車を運転してきて被災者27人を救助した。10月、梨泰院(イテウォン)ハロウィーンの惨事現場には、汗塗れになって心肺蘇生法を行い、負傷者を搬送した消防隊員と救急隊員がいた。彼らは、「もっと多くの人を生かすことができず申し訳ない」と、心理的後遺症に苦しんでいるという。

制服の献身には、国境がない。トルコとシリアの国境地域で大地震が発生すると、消防庁の救助隊員と陸軍特殊戦司令部の軍人など118人で構成された緊急救護隊が派遣され、生存のゴールデンタイムをはるかに越えた今も徹夜作業で命を救う奇跡を続けている。韓国戦争当時、トルコが5455人を派兵し、741人の制服が戦死し、2068人が負傷したことに対する恩返しの活動でもある。

この日の授賞式で、故人になった制服の代わりに賞牌を受け取った妻は、「夫を記憶し、忘れないようにしてくれてありがとう」と話した。今この瞬間も黙々と席を守る制服人が居て、安全な日常を守り続けている。制服の犠牲を忘れず、遺族の悲しみを分かち合うこと、制服を着た人々がやりがいと誇りを持つ社会を作ることは、私たちの役目だ。