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仏画に隠された抗日「太極旗の絵」、曹渓宗禅院寺の掛仏幀画

仏画に隠された抗日「太極旗の絵」、曹渓宗禅院寺の掛仏幀画

Posted February. 22, 2023 09:13,   

Updated February. 22, 2023 09:13

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掛仏幀(絵で描いて掛けておいた仏の姿)に太極旗(テグッキ)が密かに描かれた理由は何だろうか。

大韓仏教曹渓宗禅院寺(全羅北道南原市)は21日、寺院内の冥府殿に祀られた地蔵十王図で抗日独立運動時期に使われていた形の太極旗の絵が発見されたと発表した。地蔵十王図は地蔵菩薩と十王(亡者の罪業を審判する10人の大王)を描いた絵で、太極旗は6人目の変成大王の冠帽に描かれた。

太極旗の大きさは横8.5センチ、縦3センチ程度。太極の陽は紅色、陰は緑で彩色され、四方に乾坤坎離を配置した。これは太極旗の図案が定着する前、独立運動時代に使われていた太極模様と一致すると禅院寺側は明らかにした。

製作時期は1917年11月5~17日で、当代の学僧であり華厳寺住職だった眞応(チンウン)僧侶(1873~1941)が製作の全過程を主管したと記録されている。真応僧侶は日本による植民地支配期の韓国仏教を日本曹洞宗に併合させようとする親日派僧侶たちの動きに対抗して臨済宗を設立し、朝鮮仏教守護の先頭に立った人物だ。

朝鮮後期の変成大王図は主に罪人たちが鋭い刀林に閉じ込められていたり、獄卒が槍で罪人を刺す場面などが描かれたが、これは刀や棒で人を苦しめた者が落ちる刀山地獄または剣樹地獄を表している。太極旗研究専門家のソン・ミョンホ元文化財庁専門委員は「仏画に太極旗が描かれたのが発見されたのは初めて」とし、「刀で大韓帝国を滅ぼした日帝は刀で滅ぼさなければならないという願いを込めたものと見られる」と話した。その上で「1917年当時は日帝が仏画製作などすべての芸術行為を検閲した」とし、「最初から太極旗を描いたのではなく検閲が終わった後にこっそりと描き足したようだ。地蔵十王も太極旗は独立を望む仏教界の心を込めたもの」と述べた。


李鎭求 sys1201@donga.com