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イ・ジュヒョク「かすれていない声?4年間の練習の結果」

イ・ジュヒョク「かすれていない声?4年間の練習の結果」

Posted February. 24, 2023 08:47,   

Updated February. 24, 2023 08:47

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tvNのドラマ「一打スキャンダル」の一話が終わる度に出てくる曲がある。明るい前奏で始まり、すぐ独特の音色につながるオリジナルサウンドトラック(OST)「カスミソウ」だ。

視聴者から、ドラマと同じくらいこの曲も愛されている。疲れた日常にも、お互いを慰める主人公たちを応援する歌詞と、シンガーソングライターのイ・ジュヒョク(29)の清らかな声がぴったり合うためだ。ソウル麻浦区(マポグ)で21日に会ったイ・ジュヒョクは、「初めて曲を聞くやいなや良かった。私の声とよく合うと思った」と話した。

イ・ジュヒョクを説明するトレードマークは「美声」だ。歌手のユ・ヒヨルが、「粒子状物質を一度も吸ったことのない声」と褒めるほど、彼の声は清涼で神秘的な感じを漂わせる。反転の魅力もある。彼の普段の声は美声とは程遠い。

「幼い頃から、いつも私の声はすっきりしないと思っていました。20歳の時から録音機をつけて練習しながら私の声を見つけました。最初の小節からインパクトのある歌手になりたかったんです。消極的な性格のせいで、大きく歌えないので、息遣いがたくさん混ざったりしましたが、それが私の特徴になりました。そうやって4年ほど練習した時に、『聞き応えがある』と思いました」

2016年、バンド「ギフト」を結成した。ファンに、彼の音楽がプレゼントのように慰めになることを願って付けた名前だ。毎日、バスキングなどの公演をしながら知り合ったキム・ヒョンウ(28)とチョン・フィギョム(30)を、それぞれベースとドラム奏者に迎え入れた。彼らは様々なバスキングとインディーズバンドの大会を総なめし、名前を知らせ、2020年、CJ文化財団のインディーズミュージシャン支援事業「チューンアップ」に選ばれた。地道な活動で存在感を高めている。

「メンバー同士で『初心に帰ろう』と話したりします。大会にも出て、バスキングもしていた時代です。あの時は、もっと楽しく音楽をしました。もうギフトにはどんな飾り言葉も必要ないと思います。『ただ私たちだけで楽しく』が最優先です」

彼らは、初期、自分たちが好きだったロックジャンルを試みる予定だ。来月4日、ソウル龍山区(ヨンサング)ノドゥル島で開かれる公演「ノドゥル島ライブハウス」の舞台に上がり、変わった「ギフト」の姿を披露する。イ・ジュヒョクは「この舞台で、アコースティックギターはエレクトロニックギターに変え、客員ギターセッションのユン・ソクフンを追加して4人が演奏する」と話した。彼らは同日の公演で未発売の新曲も披露する予定だ。


キム・テオン記者 beborn@donga.com