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米原子力潜水艦が4ヵ月ぶりに釜山入港、「来月の韓米演習まで北朝鮮を監視」

米原子力潜水艦が4ヵ月ぶりに釜山入港、「来月の韓米演習まで北朝鮮を監視」

Posted February. 27, 2023 08:37,   

Updated February. 27, 2023 08:37

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米海軍のロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦「スプリングフィールド」(SSN761・6千トン)が23日、釜山(プサン)海軍作戦基地に入港した。米原子力潜水艦の韓半島での展開は昨年10月末以来4ヵ月ぶり。韓米の国防当局者が最近、ワシントンで北朝鮮の核攻撃シナリオを想定した拡大抑止手段運用演習(TTX)直後に戦略ミサイル原子力潜水艦(SSBN)の内部を参観したのに続き、米戦略兵器の韓半島展開を公開し、北朝鮮への警告レベルを高めた。来月の韓米合同軍事演習に反発した北朝鮮の武力挑発に対して座視しないという意味とみられる。

米太平洋艦隊が25日(現地時間)、船体の艦橋の側面に太極旗と星条旗が並んだスプリングフィールドの入港シーンと韓国海軍の歓迎行事などの写真をSNSに公開した。米太平洋艦隊は、「スプリングフィールドはグアム基地に前進配備されたロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦5隻のうちの1隻で、米第7艦隊の作戦区域で定期的に作戦を行う」と説明した。軍消息筋は、「スプリングフィールドは釜山港で軍需物資の補給を受けた後、来月の韓米合同軍事演習まで韓半島周辺にとどまり、対北朝鮮監視および抑止任務を遂行する予定だ」と述べた。

北朝鮮が合同軍事演習を口実に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射や7回目の核実験などの高強度の挑発を強行する場合、直ちに拡大抑止態勢を誇示できる。

スプリングフィールドは最大90日間、海中での作戦が可能だ。最大3100キロ先の標的を攻撃できるトマホーク巡航ミサイル数十発や魚雷、爆雷など強力な兵器を備えている。軍当局者は「火星(ファソン)15(ICBM)や超大型放射砲(KN25)を相次いで発射して韓米に対する核脅威を露骨に示す北朝鮮に対し、B1B戦略爆撃機よりも致命的な拡大抑止手段で対応することを示した」と述べた。

また、米インド太平洋司令部は25日、最近グアム周辺で行われた米国とオーストラリア、日本の3ヵ国の共同訓練「コープ・ノース(Cope North)」に「空の暗殺者」と呼ばれるリーパー(MQ9)無人攻撃機が参加したことをSNSで公開した。同訓練は、軍事的脅威の阻止が主な目的という点で、リーパーの参加公開が北朝鮮への警告の一環とみられている。

米国は昨年10月、鹿児島県の自衛隊基地にリーパー8機を配備し、作戦運用に入った。同基地から平壌(ピョンヤン)は約950キロ離れている。リーパーの航続距離(約5900キロ)と武装能力を考慮すると、北朝鮮のほとんどの地域が作戦範囲に入る。


尹相虎 ysh1005@donga.com