今年創立50周年を迎えた国立合唱団が、大規模な合唱とオーケストラ、4人のソロ声楽家が参加する交響曲を演奏する。国立合唱団の専任作曲家ハン・アルム氏(47・写真)が作曲した「韓国合唱交響曲」だ。ソウル芸術の殿堂コンサートホールで21日、ユン・ウィジュン芸術監督が指揮する国立合唱団と光明(クァンミョン)市立合唱団、東豆川(トンドゥチョン)市立合唱団、果川(クァチョン)市立交響楽団が共演する。ソプラノのチェ・ジョンウォン、アルトのヤン・ソンミ、テナーのキム・ヒョジョン、バリトンのキム・ドンソプがソリストとして舞台に立つ。作曲家のハン氏にインタビューした。
――この曲のアイデアは自分で出したそうだが。
「韓国の美しい歴史と詩、音楽、そして偉大な先祖が残した言葉を織り交ぜようと思いました。昨年12月に国立合唱団で披露した『アリラン幻想曲』が種になりました」
――曲の構成は。
「第1楽章から『アリラン』の旋律が全曲を結ぶ動機として使われます。合唱に比重が置かれる第2楽章は、金素月(キム・ソウォル)の詩『つつじの花』と尹東柱の『序詩』で構成しました。第3楽章は密陽(ミルヤン)アリラン、珍島(チンド)アリランなどいくつかのアリランをオーケストラが演奏します。第4楽章は壮大なフィナーレで、島山(トサン)・安昌浩(アン・チャンホ)の演説文と白凡(ペクボム)・金九(キム・グ)の「私の願い」に出てくる「私が望む国」を歌詞に使用しました」
――愛国的な内容や記念の意味を持つ創作曲は、頻繁に演奏されず、忘れ去られることが多かった。
「馴染みがないわけではないが軽くない音楽的文法で構成しようとしました。舞台上のオーケストラとバルコニーの金管が互いに会話するなど、興味深く鑑賞できるでしょう。各楽章のみ別々に演奏でき、一つの楽章の中でも独立させて演奏できる曲を配置しました」
ハン氏は、漢陽(ハンヤン)大学大学院作曲科を卒業し、大邱(テグ)国際現代音楽祭の若手作曲家賞を受賞した後、米ウェストバージニア音楽大学の博士課程を卒業した。2012年、米ピッツバーグ交響楽団の作品公募に当選した。1万~3万ウォン。
ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com