888日ぶりに公共交通機関でのノーマスク、まだ新型コロナは「深刻」段階
Posted March. 20, 2023 08:37,
Updated March. 20, 2023 08:37
888日ぶりに公共交通機関でのノーマスク、まだ新型コロナは「深刻」段階.
March. 20, 2023 08:37.
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今日から、地下鉄やバス、タクシー、鉄道、航空機などでマスク着用の義務が勧告に切り替えられる。2020年10月13日に公共交通機関におけるマスク着用の義務付けが施行されてから888日ぶりにマスクを外すことになった。大手スーパーや駅のターミナルにある出入り口のない薬局でも、マスクをつけなくても良い。今やマスク着用義務が残っているところは、一般薬局や病院、障害者福祉施設のような感染脆弱施設である。政府が公共交通機関でのマスク規制を解除することにしたのは、昨年初冬に始まった第7派が事実上終わったうえ、新しい変異株による再流行の可能性も低いという判断が働いた。今年1月30日に屋内でのマスク着用義務を部分解除後も、一日の平均感染者と重症患者は減少傾向を続けている。3年以上の間、韓国国内で3000万人以上の感染者と3万4000人余りの死者を出した新型コロナの終息を目前に控えているのだ。しかし、国内でのコロナの危機警報はまだ最高レベルの「深刻」の段階だ。政府は、来月末か5月初めに世界保健機関が「国際的公衆保健の非常事態」を解除後に危機警報を下方修正し、残りのマスク規制も廃止する予定だ。60歳以上の新型コロナの致死率は0.12〜1.94%で、依然としてインフルエンザより高いだけに、高齢者と基礎疾患者の保護を疎かにしてはならない。通勤途中の地下鉄やバスのように、「3密(密接・密集・密閉)」環境では、マスクをつけた方が安全だ。コロナ禍の中、マスクをつけることと手洗いでインフルエンザ患者が減る効果があった。コロナ以降も、個人の衛生ルールは生活化しなければならない。政府は、日常回復の支援に拍車をかけなければならない時期だ。「パンデミックブルー」より危険なのが、「エンデミックブルー」、すなわち災害が終わる頃に襲ってくる精神的な落ち込みだ。脆弱階層を中心に、「病気の時に助けてもらえる人がいない」と、社会的断絶感を訴える人々も増えている。彼らの情緒的・精神的回復を助けるプログラムを施行しなければならない。気候変動と国家間移動量の増加で、感染症の発生周期が短くなる傾向だ。2002年のSARS発病後、2009年に新型インフルエンザが流行するまでは7年がかかったが、2015年のMERS事態までは6年、新型コロナの発病までは5年がかかった。感染症の監視から検疫・防疫・治療に至るまで、感染症対応インフラを再整備しなければならない。未来の感染症を防ぐことはできないが、準備された分だけ被害は減らすことができる。
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今日から、地下鉄やバス、タクシー、鉄道、航空機などでマスク着用の義務が勧告に切り替えられる。2020年10月13日に公共交通機関におけるマスク着用の義務付けが施行されてから888日ぶりにマスクを外すことになった。大手スーパーや駅のターミナルにある出入り口のない薬局でも、マスクをつけなくても良い。今やマスク着用義務が残っているところは、一般薬局や病院、障害者福祉施設のような感染脆弱施設である。
政府が公共交通機関でのマスク規制を解除することにしたのは、昨年初冬に始まった第7派が事実上終わったうえ、新しい変異株による再流行の可能性も低いという判断が働いた。今年1月30日に屋内でのマスク着用義務を部分解除後も、一日の平均感染者と重症患者は減少傾向を続けている。3年以上の間、韓国国内で3000万人以上の感染者と3万4000人余りの死者を出した新型コロナの終息を目前に控えているのだ。
しかし、国内でのコロナの危機警報はまだ最高レベルの「深刻」の段階だ。政府は、来月末か5月初めに世界保健機関が「国際的公衆保健の非常事態」を解除後に危機警報を下方修正し、残りのマスク規制も廃止する予定だ。60歳以上の新型コロナの致死率は0.12〜1.94%で、依然としてインフルエンザより高いだけに、高齢者と基礎疾患者の保護を疎かにしてはならない。通勤途中の地下鉄やバスのように、「3密(密接・密集・密閉)」環境では、マスクをつけた方が安全だ。コロナ禍の中、マスクをつけることと手洗いでインフルエンザ患者が減る効果があった。コロナ以降も、個人の衛生ルールは生活化しなければならない。
政府は、日常回復の支援に拍車をかけなければならない時期だ。「パンデミックブルー」より危険なのが、「エンデミックブルー」、すなわち災害が終わる頃に襲ってくる精神的な落ち込みだ。脆弱階層を中心に、「病気の時に助けてもらえる人がいない」と、社会的断絶感を訴える人々も増えている。彼らの情緒的・精神的回復を助けるプログラムを施行しなければならない。
気候変動と国家間移動量の増加で、感染症の発生周期が短くなる傾向だ。2002年のSARS発病後、2009年に新型インフルエンザが流行するまでは7年がかかったが、2015年のMERS事態までは6年、新型コロナの発病までは5年がかかった。感染症の監視から検疫・防疫・治療に至るまで、感染症対応インフラを再整備しなければならない。未来の感染症を防ぐことはできないが、準備された分だけ被害は減らすことができる。
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