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安藤忠夫さん「生きていれば青春…みんなが挑戦を」

安藤忠夫さん「生きていれば青春…みんなが挑戦を」

Posted April. 01, 2023 08:33,   

Updated April. 01, 2023 08:33

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日本出身の世界的な建築家安藤忠夫さん(82)が1日、江原道原州市(カンウォンド・ウォンジュシ)のミュージアムSANで開幕する個展「安藤忠夫-青春」の開幕を控えて韓国を訪れた。安藤は31日、ミュージアムSANで記者懇談会を開き、韓国ファンに「10代や20代ではなく、生きている間は皆青春だ」として挑戦精神に満ちた人生を送ることを頼んだ。

1941年大阪で生まれた安藤さんは、独学で建築を学び、1969年に建築研究所を設立した。初期には依頼が入ってこなくて狭い敷地やギリギリの予算のプロジェクトを引き受けたが、逆境を克服して世界的な建築家に生まれ変わった。

今回の展示では、1969年から2020年まで彼の代表作250点が紹介される。美術館の外部には安藤が作った青いリンゴ形の彫刻「青春」がある。「青春は人生の時期ではなく心構えだ」という米国詩人サミュエル・ウルマンの詩「青春」からインスピレーションを受けた作品で、青りんごのように青くて熟していない挑戦精神を盛り込んている。

5月に開館10周年を迎えるミュージアムSANも、安藤さんが建築設計を担当した空間だ。彼は故李仁熙(イ・インヒ)ハンソルグループ顧問(1928~2019)から設計依頼を受けた時のエピソードを紹介した。

「あの方から世界にないものを作ってほしいと言われました。しかし、私はこのように都市から遠く離れたところに人々が来るのかと言いました。すると、李顧問は、人々を来させるのは本人たちの役割だと言いました。今はここに年間20万人が訪れています」

さらに「韓国と日本の政治と経済はよく分からないが、文化的には交流を続けてほしい」と付け加えた。安藤さんは先月17日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の日本歴訪に同行した金建希(キム・ゴンヒ)夫人と東京の飲食店で昼食を共にした。展示は7月30日まで。1万4000~2万2000ウォン。