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「盤亀台岩刻画と漢陽城郭」が世界遺産登録申請候補に選定

「盤亀台岩刻画と漢陽城郭」が世界遺産登録申請候補に選定

Posted April. 15, 2023 08:39,   

Updated April. 15, 2023 08:39

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韓半島先史文化の頂点と呼ばれる蔚山(ウルサン)の「盤亀台一帯の岩刻画」と、朝鮮漢陽(ハンヤン)を守っていた「漢陽の首都城郭」が、ユネスコの世界遺産登録に一歩近づいた。

文化財庁は14日、「13日の文化財委員会会議で、盤亀台一帯の岩刻画と漢陽首都城郭を世界遺産の『登録申請候補』に選んだ」と発表した。ユネスコに登録申請書を提出する前に、「暫定リスト→優先登録リスト→登録申請候補→登録申請対象」の4段階を経なければならないが、今回の決定は最終申請対象に上がる直前の段階に該当する。

盤亀台一帯の岩刻画は、国宝「蔚州郡川前里(ウルジュグン・チョンジョンリ)刻石」と「蔚州大谷里(テゴクリ)盤亀台岩刻画」を含む遺跡だ。そのうち、盤亀台岩刻画は高さが2.5メートル、幅が9メートルに達する岩面に、鯨57点を含め、虎や鹿などの文様355点がぎっしりと刻まれている。

しかし1965年、泗淵(サヨン)ダムの建設後、梅雨の度に岩刻画が刻まれた岩面が水に浸かり、保存が急がれる課題として浮上した。これに対し文化財庁は、「関係省庁とともに大谷川泗淵ダムの水門設置など、保存管理対策を用意している」と明らかにした。今年7月、文化財委員会で登録申請対象を審議する予定だ。

漢陽首都城郭は、漢陽都城、北漢(プクハン)山城、蕩春大城(タンチュンデソン)を含む遺跡で、文化財委員会はこの遺跡を登録申請候補に選び、「予備評価」を受けるよう勧告した。予備評価とは、登録申請を準備する段階から諮問機構と当事国が議論し、登録の可能性を高める制度だ。文化財庁は今年9月、漢陽首都城郭と関連した予備評価申請書をユネスコに提出する計画だ。


イ・ション記者 always99@donga.com