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SKハイニックス、12段積層のDRAM「HBM3」を世界初開発

SKハイニックス、12段積層のDRAM「HBM3」を世界初開発

Posted April. 21, 2023 08:32,   

Updated April. 21, 2023 08:32

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SKハイニックスが、世界で初めてDラムチップ12個を垂直に積み上げた現存の最高容量である24GB(ギガバイト)のHBM3の新製品を開発した。チャットGPTなどの人工知能(AI)チャットボットの普及などで、次第に拡大しているAI半導体市場を攻略する計画だ。

SKハイニックスは20日、「昨年6月に世界で初めてHBM3を量産したのに続き、今回は容量を50%高めた24GBのパッケージ製品の開発に成功した」と発表した。HBMは、複数のDラムを垂直に連結し、従来のDラムよりデータの処理速度を引き上げた製品だ。従来のHBM3の最大容量は、Dラム単品チップ8個を垂直に積層した16GBだった。

HBM3は、大量のデータを迅速に処理することに特化したメモリと評価される。高い半導体性能を要求する生成型AIに活用できるため、ビッグテック企業の需要が増えている。現在、複数のグローバル顧客会社が、HBM3・24GBのサンプルを受け取って、性能検証を進めていることが分かっている。

SKハイニックスは、今回の製品にアドバンストMR-MUF技術も採用した。アドバンストMR-MUF技術とは、半導体のチップとチップの間の回路を保護するために、液体形態の保護材を空間間に注入する工程だ。SKハイニックスのホン・サンフ副社長(P&T担当)は、「世界最高の後工程技術力を土台に、超高速、高容量のHBM製品を相次いで開発することができた」とし、「上半期(1~6月)中に今回の新製品の量産準備を完了し、AI時代の最先端Dラム市場の主導権を確固たるものにする」と話した。


具特敎 kootg@donga.com