ソウル江西区(カンソグ)に住むキム某氏(26)は、昨年6月、引越しの際、あるインターネット銀行から7500万ウォンを伝貰(チョンセ、賃貸保証金)資金として融資を受けた。アルバイトなどをしながら就職を準備しているというキム氏は、「パンデミック以降、伝貰価格が急激に上がったせいで融資を受けざるを得なかった」とし、「今年1月からは、月17万ウォンほどだった利息が33万ウォンに上がり、ベルトを引き締めている」と話した。
最近になって、すべての年代層を通じて青年層の借金が最も多く増えたと集計された。30代以下のローンは、この3年間で30%近く急増した。彼らの1人当たりの平均融資額も、銀行とノンバンクで約1億2500万ウォンに達することが分かった。コロナ禍以降、不動産と株式などの資産価格が高騰する「パンデミックバブル」と景気減速が同時に進んだ影響とみられる。
30日、韓国銀行が独自に家計負債データベース(DB)を分析して、国会企画財政委員会所属の最大野党「共に民主党」の梁敬淑(ヤン・ギョンスク)議員に提出した「家計融資の現状」と題した資料によると、昨年末基準で30代以下の家計融資残額は514兆5000億ウォンと試算された。パンデミック前の2019年末(404兆ウォン)と比べると27.4%増加した。
他の年齢層と比べても、30代以下の融資の増加率が高かった。同期間、40代は478兆4000億ウォンから522兆6000億ウォンへと9.2%増加した。50代は451兆3000億ウォンから461兆6000億ウォンへと2.3%増に止まった。60代以上の高齢層は288兆6000億ウォンから362兆1000億ウォンへと25.5%増え、30代以下の次に高い伸び率を示した。
パク・ミンウ記者 キム・スヨン記者 minwoo@donga.com · syeon@donga.com