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Kポップダンスナイト、群舞に魅了されたニューヨーク

Kポップダンスナイト、群舞に魅了されたニューヨーク

Posted May. 08, 2023 08:21,   

Updated May. 08, 2023 08:21

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5日(現地時間)夕方、米ニューヨーク・リンカーンセンターのデ-ビッド・ルーベンスタイン・アトリウム。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校Kポップサークルの「KBSダンスチーム」が、TWICEの「Talk That Talk」のサビダンスの動作を説明と共に披露した。すると、約100人のニューヨーク市民と10代の青少年がダンスを真似し始めた。Kポップのファンだけでなく、好奇心から訪れた市民も少なくなかった。

ヒップホップダンサーという30代のアリスさんは、「リンカーンセンターが主管したイベントだと聞いて、気になって来てみた。Kポップは何なのか大体は知っていたが、実際に見ると振り付けがダイナミックでレベルが高く印象的だ」と話した。

リンカーンセンターとニューヨーク韓国文化院が共同主催した「Kポップダンスナイト」は、大学のKポップサークルと市民が一緒にダンスを学ぶ行事だ。5月が米国内のアジア系を記念する「アジア・ヘリテージ・マンス(Asia Heritage Month)」という意味も込められている。

この日、ニューヨーク大学Kポップサークル「Knesis」は、ガールズグループニュージンズの「OMG」ダンスを披露した。Kネシス・グレイス・チョン会長(22)は、「幼い頃、メディアでアジア人を探すのが難しかったため、ロールモデルがなかった。皆が米国主流の白人文化に合わせるのか、私だけのアイデンティティを探すのかについて悩む時期だ」とし、「その時、Kポップのプロモーションビデオを通じて会った素敵なアジア人の姿が、アジア人としての誇りを植え付けた」と話した。

2013年にできたKネシスは、毎週ニューヨーク大学で学生のための無料ダンス講習を行ってきた。チョン会長は、「募集人数がすぐ締め切られる時が多く、学校により大きな空間を提供してほしいと要請した」と話した。Kネシスのフェイスブックの会員は、1000人を超える。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のKBSダンスチームの会員であるタイレス・ウッドハムさん(21)は、「Kポップのように、群舞を完璧に踊る音楽は見当たらない」と話した。彼は幼い頃、Jポップに先にはまっており、10歳頃からKポップダンスを真似するようになったという。

両親と一緒に会場を訪れた小学生も少なくなかった。6年生の同じクラスの友達だというエデン・ロニアさん(12)とイザベラ・サグレスさん(12)は、「学校にKポップが好きな友達が多いが、その友達に教えてもらって好きになった」とし、一生懸命ダンスを真似した。母親が韓国系であるロニアさんは、「私のアイデンティティに対する好奇心が常にあって、Kポップにより一層関心を持つようになった」と話した。


金玹秀 kimhs@donga.com