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政府が北朝鮮ハッカー組織「キムスキー」を独自制裁、衛星技術盗み取る

政府が北朝鮮ハッカー組織「キムスキー」を独自制裁、衛星技術盗み取る

Posted June. 03, 2023 08:37,   

Updated June. 03, 2023 08:37

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政府が2日、人工衛星と宇宙開発技術の窃取に関与した北朝鮮の偵察総局傘下のハッカー組織「キムスキー(Kimsuky)」を独自制裁の対象に指定した。北朝鮮が軍事偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1」を搭載した新型ロケット「千里馬(チョンリマ)1」を打ち上げた2日後に出された措置であり、北朝鮮の衛星打ち上げに対する警告状だ。韓米両国は政府合同のセキュリティ勧告を発表し、「キムスキーが人々の信頼関係や社会的関係を利用して秘密情報を取得している」と注意を求めた。

外交部は同日、「キムスキーをはじめとする北朝鮮のハッカー組織が全世界を相手に兵器開発や人工衛星・宇宙関連の先端技術を盗み取り、衛星開発に直接・間接的に関与した」と制裁の背景を明らかにした。

キムスキーは10年以上にわたり、世界各国に対するサイバー攻撃を行ってきた。政府がキムスキーの犯行と確認した韓国に対するサイバー攻撃は、2014年の韓国水力原子力の文書流出、16年の国家安全保障室成り済まし、昨年の政府機関・記者・国会議員室を装ったメール事件、21年7月のソウル大学院患者約7千人の個人情報ハッキング流出事件の4件。

今回の措置は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府発足後、8度目の対北朝鮮独自制裁であり、サイバー分野では4度目の独自制裁だ。


申나리 journari@donga.com