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120年前の先祖たちのように…在米韓国人たちが在外同胞庁施設を祝いヨットで太平洋を横断

120年前の先祖たちのように…在米韓国人たちが在外同胞庁施設を祝いヨットで太平洋を横断

Posted June. 05, 2023 08:23,   

Updated June. 05, 2023 08:23

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「米州韓国人の移民120周年であるうえ、同胞の念願だった在外同胞庁の新設まで実現した今年を記念するため、120年前のあの時のように太平洋横断を試みました」

4日午前、仁川市中区(インチョンシ・チュング)のワンサンマリーナ。今年3月4日、ヨットに乗って米国ロサンゼルスを出発して太平洋を渡ってきた米州韓国人ヨットクラブのナム・ジンウ会長(63)は、このように話した。ナム氏を含む4人の隊員は、1万4000キロにわたる93日間の航海が終わる瞬間を満喫しながら明るく笑った。

2016年に米州韓国人ヨットクラブを初めて創設したナム氏は、米州韓国人移住120周年を記念して、夢見ていた太平洋横断に挑戦することを決心した。1903年当時、先祖たちが仁川を出発してサイパン、ハワイを経てロサンゼルスに到着した航路を逆にさかのぼりながら、韓国人移民の歴史を振り返ってみようという趣旨だった。

ナム氏は、「真っ暗な夜の海で暴風雨に遭うなど恐ろしい瞬間も多かったが、隊員たちがいて乗り越えることができた」と話した。また、「全く知らないサイパンやハワイの韓国人たちが暖かく迎えてくれた時、韓国人の強い絆を改めて感じた」と強調した。

仁川市は5日、松島(ソンド)で開かれる在外同胞庁のオープン記念行事で、彼らに感謝牌を贈る予定だ。同日公式発足する在外同胞庁は、世界730万人の在外同胞関連政策を総括することになる。ナム氏は、「同胞の一人として在外同胞庁の新設は、とても嬉しいことだ」とし、「韓国人に実質的に役立つ機関になることを期待する」と話した。


仁川=コン・スンベ記者 ksb@donga.com