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スパイ容疑者の訪朝に南北協力基金1億ウォン支出、与党が疑惑提起

スパイ容疑者の訪朝に南北協力基金1億ウォン支出、与党が疑惑提起

Posted June. 14, 2023 07:59,   

Updated June. 14, 2023 07:59

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与党「国民の力」が、南北交流事業支援のための南北交流協力基金の一部がスパイ活動に使われたという疑惑を提起した。

同党の市民団体先進化特別委員会は13日、国会で統一部から南北交流協力基金運用に関する統一部への監査結果について報告を受けた。特委委員の徐範洙(ソ・ボムス)議員は「統一部南北交流協力基金がスパイ活動をする人々に使われ、結果的に国民の血税をスパイ活動に支援したのではないかという疑惑がある」と述べた。

特委によれば先月、国家保安法違反の疑いで拘束収監された全国民主労働組合総連盟組織局長のA氏は2004年に北朝鮮で開かれた「南北労働者統一大会」に参加した。同事業に南北交流協力基金約1億3000万ウォンが使われた。A氏は2000年初めからスパイ活動をしてきたという。

一部の地方自治体で同基金を不適切に使用したという指摘も出た。2018年12月、対北朝鮮協力民間団体理事長のC氏は、北朝鮮に大豆油を送る事業の基金1億ウォンを蔚山(ウルサン)市に要請し、蔚山市は公募手続きを省略したまま1億ウォンを支給した。「国民の力」は「C氏がすでに終わった事業を根拠に補助金を受け取り、虚偽の領収書を提出したということを挙げて基金横領などの問題がある」と指摘した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com