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ソウル大病院でも必須医療の求人難、外科専門医は11回目で補充

ソウル大病院でも必須医療の求人難、外科専門医は11回目で補充

Posted June. 15, 2023 08:12,   

Updated June. 15, 2023 08:12

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昨年、ソウル大学病院は、外科や救急医学科など非人気診療科目の医師の求人難に苦しんでいたことが分かった。韓国国内の「ビッグ5病院」の一つであるソウル大学病院でさえ、いわゆる「内外産小」(内科・外科・産婦人科・小児青少年科)と呼ばれる必須医療分野に対する慢性的な忌避現象を経験している。一方、整形外科や皮膚科など相対的に人気の高い診療科目は、たった1~2回で医師募集に成功し、診療科目別に「二極化」がはっきりしている。

14日、国会教育委員会所属の最大野党「共に民主党」の姜旼姃(カン・ミンジョン)議員がソウル大学病院から提出を受けた資料によると、昨年ソウル大学病院は外科専門医を募集するために、計11回の公告を出した。専門医とは、医師免許を取得後、インターンやレジデントなど専攻医の研修期間を経て、専門医試験に合格した医師を指す。外科の専門医の募集回数は、全体24診療科目のうち最も多かった。11回も公告を出した末に、当初の募集人員だった46人より2人多い48人が志願し、この内47人を合格させた。

外科に続き、専門医の募集回数が多かった診療科目は内科だった。内科は9回にわたって専門医を募集した。その結果、募集人員82人より7人少ない75人が志願し、このうち72人を合格させた。救急医学科も8回も募集公告を出した。当初の募集人員は24人だったが、志願者は11人に過ぎず、結局10人を合格させた。結果的に募集人員の半分も埋められなかったことになる。

他の非人気診療科目の事情も変わらなかった。心臓・血管・胸部外科と産婦人科、小児青少年科もそれぞれ5回募集公告を出した。

一方、相対的に人気のある整形外科は、一度で当初募集しようとしていた定員4人を埋めた。皮膚科もやはり2回で募集定員3人が満たされたことが分かった。ソウル市立大学都市保健大学院のナ・ベクジュ教授は、「人気診療科目への偏り現象が深刻化するほど、必須医療分野の医師が不足し、結局国民の健康と生命において脅威になるだろう」と述べた。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com