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「修能指針急変に不安」 受験生と保護者はなおさら塾頼みに

「修能指針急変に不安」 受験生と保護者はなおさら塾頼みに

Posted June. 21, 2023 08:08,   

Updated June. 21, 2023 08:08

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「もともと私教育なしに一人で準備しようとしていたが、今年の大学修学能力試験(修能)が突然易しくなる可能性が高く、ミスを一つでもすれば等級下落は避けられない。だめだと思って、塾に登録しに来た」

20日午後、ソウル江南区大峙洞(カンナムグ・テチドン)のA塾6階のある講義室。仮面浪人のキム某さん(20)は、「ここ数日間、ニュースを見たら、出題基調に見当がつかなかった」と話した。彼は同日、高校3年生の文系生を対象に開かれた入試説明会に出席し、入試専門講師の話に熱心に耳を傾けた。講義室の他の出席者たちも、修能をわずか5ヵ月後に控えた時点で突出した変数に不安な表情が歴然としていた。

同日の説明会開始の30分前から、保護者と生徒たちは100席を超える講義室を埋め始めた。「有名講師が政府の急変した修能出題方向性と関連した入試戦略を扱うだろう」という噂が広まった。子どもが浪人している保護者のイ某氏(48)は、「夕方に家に子どもだけを残して無理をして来た。子供があまりにも不安を感じて、私も説明会に通っている」と話した。この塾は、「私教育1番地」と呼ばれる江南区銀馬(カンナムグ・ウンマ)交差点一帯に20ヶ所を越える別館があった。「修能出題委員」を務めた教師陣が作ったというこの塾の「プレミアム模擬試験」には、常に生徒が集まる。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と政府与党はこれに先立って、14日から「利権カルテル」「抜本塞源」「公正な修学能力試験」等の表現を使い、私教育を抑制すると乗り出した。しかし、教育現場では、不確実性と不安に包まれた生徒や保護者がさらに塾に殺到し、私教育の圧迫も膨張している様子だった。ある塾の関係者は、「ここ数日間、修学能力試験のニュースがあふれた後、生徒たちに今まで勉強した本は全て捨てて『準キラー』質問への集中的な備えを始めなければならないと話した」とし、「修能戦略、入試戦略を全て新しく組まなければならない」と話した。


チェ・フンジン記者 キム・ボラ記者 choigiza@donga.com · purple@donga.com