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現役復帰の「一本勝ち男」李元熹、15年ぶりに勝利の喜び味わう

現役復帰の「一本勝ち男」李元熹、15年ぶりに勝利の喜び味わう

Posted June. 26, 2023 08:26,   

Updated June. 26, 2023 08:26

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「一本勝ちの男」李元熹(イ・ウォンヒ=42)が15年ぶりに現役復帰した大会で勝利を味わった。李元熹は24日、モンゴルのウランバートルで行われた国際柔道連盟(IJF)の2023グランドスラム・ウランバートル大会男子73キロ級1回戦で、個人の「中立」選手として出場したベラルーシのルスラン・ハラバチョ(22)に反則勝ちを収めた。試合開始1分44秒後、ルスランが禁止事項となっているヘッドダイビング(マットに頭を突っ込むようにして投げる技)をして勝負が分かれた。

2004年アテネ五輪男子73キロ級金メダリストの李元熹が実戦に出場したのは2008年の代表選考会以来15年ぶり。国際大会を消化したのは2006年ドーハアジア大会(優勝)以来17年ぶりのことだ。2011年から龍仁(ヨンイン)大学で教授をしてきた李元熹は、2024年パリ五輪優勝を目指して2021年夏の選手復帰を宣言した。京畿道柔道会所属の李元熹は73キロ級で代表のカン・ホンチョル(27)以外には志願者がいなかったため、今大会に出場することができた。

復帰舞台の初戦では勝利したが、次の壁は越えられなかった。タジキスタンのベフルジ・ホジャゾダ(28)との2回戦で敗れた。試合終了34秒を残して小内刈りで技ありを奪われた後、勝負を覆すことができなかった。李元熹は2試合で大会を終えたが、IJFはソーシャルネットメディア(SNS)に「体落としの達人であるレジェンド、李元熹が帰ってきた」という説明と共に李元熹の試合場面の動画を投稿した。

李元熹は試合後、「久しぶりに大会に出て緊張したが、貴重な経験をした。普段より10キロほど減量しながら練習の強度を維持するのに苦労したが、次はもっと良い成績を出せると思う」と話した。その上で「これから開かれるグランドスラム大会にも挑戦する計画だ。次は必ず一本勝ちをしたい」と話した。

同日、李俊奐(イ・ジュンファン=21)は男子81キロ級で銀メダルを獲得した。李俊奐は1回戦から準決勝まで4試合連続一本勝ちを収めたが、決勝戦で日本の小原拳哉(29)に一本負けした。


姜泓求 windup@donga.com