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韓国戦争開戦3日間

Posted June. 27, 2023 08:20,   

Updated June. 27, 2023 08:20

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6月28日、北朝鮮軍がソウルに進入し、ソウルが陥落した。当初、北朝鮮の目標は3日でソウルを占領することであり、それに成功したのだ。ソウル市民は衝撃を受け、様々な良くない、今でも多くの人が憤る、定説と信じられている噂も生まれた。しかし、ほとんどの噂は事実ではない。漢江(ハンガン)橋の爆破も戦略的な立場から見れば当然のことだった。避難民が橋の上にいる状態で爆破し、無数の民間人が死んだという話は事実ではない。ただ、爆破の手順、タイミング、指揮系統は大混乱だった。

では、なぜこのような大混乱が起きたのだろうか。3日で戦線が崩壊し、首都が陥落したのだから、混乱が起きないはずがない。ドイツ軍が初めて電撃戦という構想を打ち出した時、9割の将軍が反対した。理論的に不可能で、あまりにも危険な作戦だった。反論は、それは机上で冷静に戦況を分析できる時の話だというものだった。戦争は勃発した瞬間の混乱だ。相手が素早く深く突き刺さってくると、ほとんどの指揮官、組織は大混乱を来す。

第2次世界大戦が勃発すると、電撃戦支持者の言い分は正しかった。そして、もう一つの議論が生まれる。ドイツ軍に対して電撃戦を実施すればうまくいくのか。ペタンがフランスで縦深陣地戦術を構想した時、米軍指揮部は困惑した。しかし、結論はドイツ軍に対しても通用した。

恐怖と衝撃に打ち勝てる軍隊はない。唯一の代案は事前に準備することだ。1950年6月25日に韓国軍はそのような部分に対する戦術的準備が全くなかった。これが今日まで続くすべての非難の原因である。

にもかかわらず、北朝鮮軍の3日間の作戦は失敗する。ソウルは占領したが、大韓民国政府と行政力は崩壊しなかった。漢江以北に孤立していた国軍兵士たちは脱出し、軍に復帰した。多くの無名の兵士たちが5分、10分を稼ぐために命を捧げた。私たちはその兵士たちが亡くなる間、政治家だけを非難し、その兵士たちの話をきちんと記録できなかった。実に恥ずかしく、反省すべきことはこれだ。