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2本塁打10奪三振、大谷が大暴れ

Posted June. 29, 2023 08:32,   

Updated June. 29, 2023 08:32

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先発投手が三振10個を取ったなら、「好投」という表現が惜しくない。打者が1試合で本塁打2本を放った時は「猛打」という表現が似合う。そしてこの二つの表現を合わせると大谷翔平(29=ロサンゼルス・エンゼルス)になる。

大谷は28日に本拠で行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に先発登板し、6回3分の1を投げ、10奪三振、4被安打1失点と好投した。そして打席では1回と7回にそれぞれ1点本塁打を放つ猛打を振り、チームを4-2勝利に導いた。大谷が自身が先発登板した試合で「複数本塁打」を記録したのは初めて。アメリカンリーグ(ア・リーグ)の試合で先発投手が複数本塁打を記録したのも、指名打者制度(1973年)の導入以来初めて。

前日、今季26号本塁打を放ち、MLB本塁打単独首位に立った大谷は、シーズン7度目の勝利を記録したこの日、シーズン本塁打を28本に増やし、同部門2位のマット・オルソン(29・アトランタ・25本塁打)との差を3本に広げた。大谷はOPS(出塁率+長打率)も1.040でメジャー全体1位で、打点(64個)もリーグ首位だ。投手でも奪三振(127個)3位、防御率(3.01)15位に名前を連ねている。文字通り最優秀選手(MVP)級の活躍だ。

さらに、昨年大谷を破ってア・リーグMVPを獲得したアーロン・ジャッジ(35)が負傷で試合に出られず、大谷が2021年に続き今年もMVPを獲得するという見通しが強まっている。この日大谷がホームランを打つ度に、ホームファンは「MVP」を連呼した。大谷も「ファンの応援に元気をもらう。もっと大きな声で叫んでほしい」と話した。


任寶美 bom@donga.com