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与野党が前国民権益委員長の監査巡り衝突、「主審素通り」vs「檀君以来最多閲覧」

与野党が前国民権益委員長の監査巡り衝突、「主審素通り」vs「檀君以来最多閲覧」

Posted June. 30, 2023 08:14,   

Updated June. 30, 2023 08:14

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国会法制司法委員会で29日、野党と監査院が全賢姫(チョン・ヒョンヒ)前国民権益委員長の監査報告書の決裁過程をめぐって真っ向から衝突した。最大野党「共に民主党」議員たちは、監査報告書で全氏の事件の主審である趙垠奭(チョ・ウンソク)監査委員の閲覧欄が空欄になっていることについて「主審素通り」疑惑を提起した。一方、監査院の柳炳浩(ユ・ビョンホ)事務総長は、「趙監査委員が閲覧しても閲覧ボタンを押さずに決裁を行った」と反論した。

同党の金宜謙(キム・ウィギョム)議員は、「監査委員の欄を見ると、主審の監査委員の閲覧が空欄で処理されている」とし、「今回の事件に問題があったため、(趙氏が)閲覧ボタンを押さなかったのではないか」と指摘した。これに対し、柳氏は、「74年間、すべての委員が押したのに、あの方だけなぜそうなのか、押すのに消極的だった」とし、「檀君以来、一人だけ押さなかった」と話した。

また、柳氏は趙氏について、「(報告書で)全前委員長の致命的な重罪該当事項だけを削除した」と批判した。そして、「(趙氏は)職員を圧迫、強要して議論されていない事実、事実関係と矛盾する部分まで修正するよう要請し、欺いた」とし、「それ自体が犯罪だ」と述べた。これに対し、同党のキム・ヨンホ議員は「横柄だ」と指摘し、この過程で野党議員と柳氏が声を荒げた。

崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長も、趙氏の閲覧をスキップしたことは問題ないと答弁した。崔氏は、「主審閲覧権が原案と合っているかどうかを確認する権限は、すべての委員が(報告書を)見た状態で事務処が十分に反映されたと考えた」と述べた。また、崔氏が昨年10月の監査進行中に全氏に対する捜査依頼をしたのは問題だという趣旨の民主党の朴範界(パク・ボムゲ)議員の質問に、「全前委員長から資料協力がなく、監査妨害罪まで取り上げて捜査要請をした」と答えた。


チョ・グォンヒョン記者 buzz@donga.com