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コートの雨水を直接拭いたジョコビッチ、ファンサービスも最強

コートの雨水を直接拭いたジョコビッチ、ファンサービスも最強

Posted July. 05, 2023 08:28,   

Updated July. 05, 2023 08:28

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「ジョーカー」ノバク・ジョコビッチ(36=セルビア、世界ランキング2位)が芝コートの四大大会ウィンブルドン5連覇に向けて第一歩を踏み出した。個人通算24度目の四大大会優勝に向かっている途中、雨に濡れた芝生で滑らないようにタオルでコートを拭く余裕まで見せた。

ジョコビッチは3日、英国ロンドン近郊のオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケークラブ・センターコートで行われた男子シングルス1回戦で、ペドロ・カチン(28=アルゼンチン、68位)に3-0(6-3、6-3、7-6)の完勝を収めた。ジョーダン・トンプソン(29=豪州、70位)と2回戦を行うジョコビッチが今年も優勝すれば、ロジャー・フェデラー(42=スイス、引退)とともにウィンブルドン最多優勝(8回)に並ぶ。

この試合の公式所要時間は2時間12分だが、試合開始から終了時点までは3時間30分以上かかった。第1セット終了後、雨が降って屋根を閉じたが、雨が止み屋根を再び開けるために試合が80分ほど遅れたからだ。

コート管理職員たちがタオルで雨に濡れたコートを拭き取っている間、ジョコビッチも手を貸した。コート管理職員が送風機で芝生を乾かし始めると、ジョコビッチは1万5000人が入った観客席に向かって「早く『フーフー』と口で風を吹いてほしい。今は皆の助けが必要な状況だ」とジョークを飛ばす余裕も見せた。ジョコビッチは試合終了後、「私は元々コートにタオルではなくラケットを持って出てくる人」と笑った後、「観客が失望した顔だったので笑いを与えたかった」と話した。

女子世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(22=ポーランド)も同日、朱琳(29=中国、34位)を2-0(6-1、6-3)で制して2回戦に進んだ。一方、ウィンブルドンで5度優勝したビーナス・ウィリアムズ(43=米国、558位)はエリナ・スビトリナ(29=ウクライナ、76位)に0-2(4-6、3-6)で敗れ1回戦で敗退した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com