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「高齢再対決」様相の米大統領選で「若さ」アピールする候補たち

「高齢再対決」様相の米大統領選で「若さ」アピールする候補たち

Posted July. 06, 2023 08:17,   

Updated July. 06, 2023 08:17

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「スキニージーンズを着て腕立て伏せ」「ルームランナーで走る」。

来年の米大統領選挙で81歳のバイデン大統領と77歳のトランプ前大統領の「高齢者再対決」が実現する可能性が高い中、別の大統領選候補たちが体を使う運動で若さをアピールし、差別化に乗り出した。

4日、米政治専門メディア「アクシオス」によると、共和党のロン・デサンティス・フロリダ州知事(44)は、野球場の打席でスイングする自身の写真入りの野球カードをアイオワなど4州の党員に郵送した。イェール大学野球チームのキャプテンだったデサンティス氏は、フロリダ野球場でFOXニュースのインタビューを受けるなど、米国人が愛する野球の経験を強調している。

共和党の大統領選候補争いに飛び込んだ起業家のビベック・ラマスワミ氏(37)は、テニスをアピールしている。テニスをしている映像をソーシャルメディアにアップし、遊説日程にテニス試合を組み込んだ。共和党のティム・スコット上院議員(57)は、ルームランナーで汗を流して走る写真を公開した。高校時代にアメリカンフットボール選手だったことをアピールしようと、ボールを投げる姿も撮影した。大統領選出馬を検討しているグレン・ヤンキン・バージニア州知事(56)は、州議会議員らと共にバスケットボールをした。

民主党の大統領選候補を選ぶ党内選挙への出馬を宣言した弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)は、上半身裸でスキニージーンズをはき、腕立て伏せをし、ベンチプレスをするなど、体力をアピールした。『パワープレーヤー:スポーツ、政治、米大統領』の著者クリス・シリザ氏は、「81歳のバイデン大統領が(続投して)職務を適切に遂行できるか疑問がある状況で、腕立て伏せは2人を比較する良い方法だ」と評価した。

オバマ元大統領は、「バスケットボールをすれば選挙で勝つ」という言葉が生まれるほど、「スポーツ選挙マーケティング」に力を入れた。続投に挑戦する2012年の大統領選投票日には、ホワイトハウスの参謀たちとバスケットボールをする姿を公開し、若いリーダーのイメージを構築した。オバマ氏の08年の大統領選キャンペーンを勝利に導いたデビッド・プラフ氏は、「有権者は自分が支持するリーダーが健康で温かい人であることを望む」とし、「スポーツはこれを最も簡単に見せることができる方法だ」と強調した。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com